あんつぁんの風の吹くまま

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公開会談は非礼か


 参議院選挙の直後、野党民主党代表の小沢氏は駐日米国大使の会談申し入れに応じ、それをマスコミに全て公開するという異例の芸当をやって見せた。このことをジャーリスト古森義久氏は「政局のための悪質な反米」といって非難している。

 しかし、果たしてそうだろうか。そもそも米国大使が参議院選挙で大敗したとはいえ一国の代表である総理大臣を無視して野党の代表に会いに行くこと自体が非礼ではないだろうか。私自身は小沢さんよくぞやってくれたと手をたたいたぐらいなのだ。そもそも無謀で非礼な言動を今までやってきたのは米国政府の方ではないか。従軍慰安婦非難決議を可決し、靖国神社参拝ではチャイナの肩を持ち、京都議定書の約束は反故にするは、イラク戦争のための大義名分であった大量破壊兵器がなかったことについても、一言の謝罪の言葉も同盟国に発していない。米国政府ほど同盟国に対して非礼で外交儀礼を踏みにじっている国はないのだ。

 外交とは単なる社交ではない。言葉でやる戦争なのだ。武力でやる戦争は放棄したけれども言葉でやる戦争まで放棄してはならない。否、武力でやる紛争の解決を放棄した今、言葉でやる戦争をとことんまでやるのが日本に課せられた紛争解決の手段なのである。

 しかし、小沢代表にも心してもらいたいことがある。政権を取っても反米を貫くことだ。別に日米安保条約をやめろというのではない、同盟国として友人として隣人として、そして文明国の大先輩として、さらに人種差別を戦ってきたものとして、わがままな米国に対して甘い態度を見せるなといいたい。もし、狼の皮をかぶった羊のようなことをしたら、国民は民主党をかつての社会党のようにコケにするだろう。
by antsuan | 2007-09-11 19:57 | 政治・経済 | Trackback | Comments(4)
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Commented by syenronbenkei at 2007-09-12 01:56
あんつぁんさんの政治論にはついてけんことの多い僕ですが、
いや、今日は賛成。ぱちぱちぱち。
Commented by antsuan at 2007-09-12 07:06
・小沢さん、「本当のテロリストはアメリカじゃないの」と云ってくれないか知らん。
Commented by cazorla at 2007-09-12 21:11
私も。ぱちぱちぱち。
Commented by antsuan at 2007-09-12 21:54
・カソルラさん、平和とは文明社会の安定というかなり大きな括りを考えているのですが、平和を維持するためは卓越した外交が欠かせない必須条件でしょうね。