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黒を白と言っていいのか?!

黒い衛生用品ヒット 「白の常識」反転 汚れ、食材見やすく
7月7日17時7分配信 西日本新聞

 「衛生用品は白」の常識が崩れつつある。数年前に登場した黒い綿棒が定着したことをきっかけに、トイレから台所まで、続々と黒いヒット商品が生まれ、販売した企業側も予想以上の売れ行きに目を白黒させている。

 6月中旬、ヨーロッパで人気を博していた黒いトイレットペーパーが、日本に上陸した。3枚重ねで香り付き。六ロール1890円という価格はスーパーの特売品の10倍以上だが、数日間で売り切れ、今は輸入待ちだ。

 実はこの黒いトイレットペーパーが、心おきなく使える場所がある。同商品を製造するポルトガルのRenova社が、黒い飛行機を運航するスターフライヤー(北九州市)に商品提供を申し出て、7月限定で機内のトイレに設置されている。

 同社によると乗客の抵抗感は少なく、「白も置いているが、黒の減りが圧倒的に早い」という。
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 黒い衛生用品は、パックやシャンプーにも広がっているが、先駆けは耳掃除用の綿棒だ。白っぽい耳あかがくっきり見えることに、「今までの耳かきは何だったのか」と爽快(そうかい)感や衝撃を感じた人々が口コミで広め、今ではさまざまな黒綿棒がドラッグストアなどで売られている。

 汚れを吸着しやすいように先端をらせん状にした黒い綿棒を販売する阿蘇製薬(熊本県菊陽町)によると、黒綿棒の登場は3、4年前。同社は2004年8月に発売し、年間60万個を出荷する。商品名の「やみつき綿棒」は、試作品を使った女性事務員の「これは、やみつきになりますね」という言葉を、そのまま採用した。
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 そして今年、黒はまな板となって、ついに台所に進出を果たした。

 黒いまな板を製造した京セラ(京都市)によると、「従来のまな板は大根や豆腐が見えにくい」という視覚障害者の要望を受け、2月に商品化。当初は点字図書館のみで取り扱っていたが、1カ月で200枚が売れ、高齢者を中心に反響が大きかったため、6月から百貨店やホームセンターでも販売を始めたという。

 黒ブームの背景について色彩経営コンサルティング「クロシス」(福岡市)の中村美賀子社長は、「黒が持つ汚れを目立たせる機能が認識され始めたと同時に、竹炭や黒酢が『黒=健康』というイメージを高めた」と分析している。

=2007/07/07付 西日本新聞夕刊=


 そういえば『潔白』という言葉もこの頃は聞かれなくなりましたね。

 正装といえば黒い服だし、白い服は死装束、などと考えると、色の概念は地域によっていろいろと違っているようです。
by antsuan | 2007-07-09 10:35 | 身の回り・思い出 | Comments(10)
Commented by mitsuki at 2007-07-09 18:35 x
お年寄りほど色彩に関してはコンサバティブだと思っていたのですが、慣れ親しんだ色調よりも機能性を優先する方がそんなにいらっしゃるとは知りませんでした。
うちの父母は古いタイプの人間なので、反射材の付いた服をプレゼントしても恥ずかしがって着てくれません。まぁ、私の見立てが派手過ぎたというのもあるんですけど。
Commented by antsuan at 2007-07-10 06:35
・mitsukiさん、トイレットペーパーをわざわざ黒くする事はないと思ったのですが、考えてみると「白」もわざわざ漂白するのでした。あればいいと云う時代から、もっと良いものを選べる時代になったのだなぁと今更ながらに思っております。
Commented by saheizi-inokori at 2007-07-10 11:13
潔白、そうですか、ミステリの用語も変わりますか。
Commented by antsuan at 2007-07-10 14:08
・佐平次さん、そのうちお歯黒なんていうのも復活したりして、どうしよう。
Commented by anthonberg at 2007-07-11 00:06
黒いトイレットペーパー?(^^;;;
だったら拭いた時黒じゃ良く見えないですよね。大腸癌が増えている中、自分でチェック出来なくて発見が遅れる、なんて事になるのでは?と考えてしまいました。いや、別に白でも見てなかったらありえるけど。(^^;;;
そういえば温泉で墨(炭?)シャンプーが置いてありましたが、真っ黒でした。別に黒に染まるわけではないのでいいのですが、不思議でした。
Commented by antsuan at 2007-07-11 07:57
・anthonbergさん、血便のチェックは絶対必要です。ですが、黒すなわち汚いものと云う概念がなくなってしまったのかと妙に感心してしまったのでした。
Commented by cazorla at 2007-07-11 23:22
この間 博物館に行ったら 十九世紀の花嫁衣装が飾ってるんですが
黒なんです。 ベールは白。 貴族とかではなく 普通の人(普通よりお金持ちなのでしょうが)特別の日の服は一枚だけでベールとかで 結婚式にも葬式にも使えるようにということなのかな と思いましたが
数年前 黒い花嫁衣装をデザイナーが発表した時は
すごくセンセーショナルなこととして 受け入れられたけど
普通のことだったんですね。
Commented by antsuan at 2007-07-11 23:37
・カソルラさん、それを考えると振り袖とか帯などは本当に凄いものなんですね。正装と云えば女性でも黒というのは修道女を考えれば当たり前かな。やはりキリスト教とかイスラーム教の影響もあるのでしょうね。
Commented at 2007-07-12 06:28
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by antsuan at 2007-07-12 09:12
・鍵コメさん、西洋では絨毯の上を平気で土足で歩いて行くのを見て、日本人はど肝を抜かれたのと同じですね。 色彩感覚では東洋の方が豊かだったような気がします。