あんつぁんの風の吹くまま

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新大陸アメリカ


 明治維新を体験した明治時代の政治家の多くは、世界の中の日本の位置を危機感を感じるほど理解していた。それゆえ日本の安定のために富国強兵を目標にしたのだった。

 幕末から今日まで、新大陸アメリカの影響は計り知れないほどのものがある。いま後藤新平に関する本を読んでいるが、彼は旧大陸でもめ事があれば新大陸のアメリカを利するだけだと言うことを知っていたし、それによってアジアもアメリカの手中になる危機感を持っていた。おそらく伊藤博文も小村寿太郎も同じ思いを持っていたに違いない。第一次世界大戦の結果によってその悪夢は現実化してきた。

 アメリカはとっくの昔に日本を仮想敵国としてハワイを軍事基地化していたのに、悲しいかな、外務官僚と軍人幕僚は派閥争いに明け暮れ、巨大化した新大陸を軽んじてしまった。その結果が先の大戦で国が滅びた原因である。

 奇跡的な復興を成し遂げた日本であるが、二十一世紀になっても新大陸アメリカの動向を未だまだ軽んじる訳にはいかない。しかしながら、独立国としての気概を失えばその時が新たなる滅亡の始まりとなることも忘れてはならない。
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by antsuan | 2007-06-01 12:47 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)
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