あんつぁんの風の吹くまま

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今も昔も「幕僚統帥」の日本


 将官養成の陸大教育が昭和の日本を潰し、文官養成の東大教育が平成の日本を潰した。指揮官の領分があいまいな日本の組織は「幕僚統帥」の暴走集団になる運命をたどった。文芸春秋六月号、【昭和の陸軍 なぜ国家を破滅させたか】を読んで感じたことである。

 実戦での経験がなくなった彼らは、失敗のない者が勝ち残る椅子取りゲームのような集団であり、官僚主義は将帥潰しである。指揮官としての責任を持たない幕僚が命令を出し、大臣としての責任を持たない官僚が法律を作る。このような不完全な議会制民主主義は、最終的に君主たる国民に責任が負荷されることを明確にしているために、健全な民主主義と唱えられているが大間違いである。

 戦前も現在においても議員内閣制度は官僚主義の温床であり、責任をもつ指導者が総理大臣にならない、真のリーダーシップを持つ者を変人として排除しようとする国家破滅のための制度と云える。

 その意味で、日本国民が自ら憲法を改正し"民主が即ち君主"であることを明確にしないのならば、米国の理不尽なまでの新自由主義的要求を支持する。その理由はと問われれば、役人に食いつぶされるよりはマシだと答えたい。
by antsuan | 2007-05-21 21:59 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)
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