あんつぁんの風の吹くまま

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人事介入の勧め

 官僚主義が横行する原因はひとえに内閣が役人の人事に介入しないからに他ならない。内閣が政策を遂行するにあたり円滑に業務をこなせる役人を選任するのは当然の義務であって権利ではないはずだ。

 田中角栄という人物は功罪相半ばする業績を上げた首相であったが、議員立法とか役人の登用などには民主主義に立脚した決断を下した最後の首相であったような気がする。ライオンへアーのあの方も国民の代表として大いに役人の人事に介入することを勧める。役人に弱みを握られている他の与党議員には到底出来ない業であろう。また民主党の代表に其れが出来る力量があるかどうか甚だ疑わしい。

 公平な人事など必要ない。軍隊において部隊長が司令官の指示に従わなかったらどうなるか。議会制民主主義においては、総理大臣、知事、市長などの行政の長の指示が絶対命令なのだ。

 実はいま、外交においてはものすごく大変なことが進行中なのである。確かに国内問題はデフレーションによる膨大な借金を抱え、国民の未来像を描けない悲惨な状況だが、そんなことは日本だけに限らないのであって、それにも増して重要なことは、冷たい戦争が最終局面を迎えている事なのだ。日本人はこのことを忘れてはいけない。地殻変動の響きが聞こえている。
 
 ブッシュ大統領は任期中、つまり今後四年以内にチャイナの共産党政権を崩壊させる気でいる。世界はイラクに目を奪われているが本当の敵はこっちなのだ。其れは日本にとっては、明治維新以来のアジア政策の完了を意味し、百年越しの米国以上に重要なことである。

 不満は残るがロン・ヤスの関係と同じ、親密な日米関係を維持していかねばならないときに、議会制民主主義の根幹的問題を疎かにするわけにはいかない。今は日本に明確な指導者がいることを世界に表明しておくことが必要なのだ。
by antsuan | 2005-05-15 01:31 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
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Commented by knaito57 at 2005-05-17 10:48
このところ、速球の連投ですね。快哉を叫んだりビーンボール!?と危ぶんだり、大いに勉強させてもらっています。私は「土手の細い道だけが社会」という視野狭小の準隠遁者ゆえ、den8den8さんの辛口と合わせ読むだけで世の中の動きや問題点をカバーできる気がしています。むかし、細川隆元・小汀利得という爺が快刀乱麻を断つ「時事放談」という人気テレビがありましたが、お二人には彼らを彷彿させられます。期待健投。
Commented by antsuan at 2005-05-17 14:54
元々ストライクを投げられない性格なので、冷やひやされておられることでしょうがご勘弁下さい。しかし、憤慨する話題に事欠かないって言うのも問題ですね。