あんつぁんの風の吹くまま

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卒業式の思い出ありますか。

 卒業シーズン。この題目で何かを書くとすると色々なことが思い浮かびます。中学、高校の卒業式はほとんど覚えていません。いやいや正直に言うと小学校も大学の卒業式もうろ覚えでしかありません。が、しかしキリスト教系の小学校でしたが、間違いなく君が代を斉唱しました。日の丸もありました。
 その為か、その後の公立の学校教育ではそれが好くないこととなっていったことに気が付きませんでした。最近でこそテレビでサッカーの試合開始時に国歌を歌う場面を放送していますが、NHKは相撲や競馬などではその場面をカットしていたのです。今でもそうかも知れません。ま、しかしマスコミのことはまた別の機会に書くことにして、その教育界の風潮はとても理解できないことでした。
 今では、彼らの考えが民主主義ではなく社会主義思想であることがよくわかります。つまり彼らは、日本が同じ民主主義国家の米国に負けたお陰で「国家なくして民主主義なし」ということを身をもって感じる必要が無かったわけです。思えば米国と戦って負けたことはどんなに幸運だったか。これがソビエトやチャイナだったら、チェチェンやチベットのようになっていたに違いなく、思想弾圧による抹殺や粛正で、原爆や焼夷弾による虐殺だけでは済まなかったでしょう。
 さらに占領軍司令官のマッカーサー元帥は日本の教育勅語に基づく学校教育を改めるべくキリスト教系の学校を優遇しました。ところが面白いことに私が学んだキリスト教系の小学校は、公立学校が君が代や日の丸を否定していた時代にも、君が代を斉唱し日の丸を掲げていたのです。きっと校長は、「国家なくして民主主義なし」ということを十分にそして真剣に理解していたに違いありません。
 同じ小学校を息子が卒業します。私が卒業するときに目を濡らしていた担任の先生も当時の校長もまだ居られます。きっと、校歌や君が代そして仰げば尊しを歌うとき、、いや、もう考えるだけで涙が出ます。
by antsuan | 2005-03-13 00:20 | 身の回り・思い出 | Trackback(1) | Comments(3)
Tracked from 重箱の隅でごろごろごまめかな at 2005-03-15 06:40
タイトル : 「日の丸」と「君が代」の不幸
 この項目は、antsuanさんのブログの卒業式の思い出ありますか。につけたトラックバックです。 「日の丸」と「君が代」の不幸  「日の丸」と「君が代」については、東京都の教育委員会が起立しない先生を厳罰にする方針で臨んだところ、今年の卒業式ではそういうトラブルが減った、というニュースがあった。トラブルが減ったのは現象面のことで、しょうがないから一応立っているけど、不満はますます募ることだろう。なんだか、先生がこども扱いされているようであり、先生もまたこどものようだ。  個人的には、「日...... more
Commented by den8den8 at 2005-03-14 12:12
これにトラックバックをつけさせていただきたく、お願いします。明日か明後日になりますが。とにかく、一日一項目と決めているので…。
Commented by antsuan at 2005-03-14 12:42
den8den8さん、楽しみにお待ちしております。 しかし、これっぽっちを書くのに半日がかりです。den8den8さんはすごい。
Commented by 右左あんつぁん at 2005-03-15 10:57 x
den8den8さん、トラックバック有り難う御座います。単に地方に行くと国民意識が高いというわけではなく、外国に近いところほどに国民としての意識を持たざるを得ないのだと思います。敗戦を経験しながら国が存続しえたことは本当に幸せなことで、その価値を認識するうえで日の丸を掲揚することに意義があるのではないでしょうか。