あんつぁんの風の吹くまま

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塩爺やの話

 残念ながら、評論家で聞くに値する話をする人はそれ程多くない。しっかりとした未来志向と発想の転換のある解説をしてくれる、日下公人氏と長谷川慶太郎氏ぐらいだろうか。ところが、政治の評論家となると殆どいい人がいない。立派な分析や批評をするけれど、「目的」を見ないで「手段」の批評ばかりが目に付く。以前新自由クラブの代表などをやった地元の政治家田川誠一氏が、引退したら政治評論家になるといっていたが引退時のお家騒動で諦めてしまったのが残念だ。

 その中で、塩爺こと、塩川正十郎氏の評論は骨があってかつ素人にも解りやすいので好きだ。その塩爺によると、小泉さんは官尊民卑の役人任せになってしまっていた国を、真の民主主義国家、国民の選んだ政治家が政治をする形に戻そうという、しっかりしたビジョンを持っていた。それが「官から民へ」、「中央から地方へ」というスローガンになり、「郵政民営化」という具体的な「手段」を選んだのだという。

 安倍内閣に付いては塩爺は半分辛くて半分甘い。その甘い理由が、小沢さんが民主党の代表をやっている間は自民党は安泰だという野党の力不足によるもののようだ。もっともだと思う。

 そして塩爺が思い描いている歴史上のリーダーについて、ガンジーを上げているのが流石だと思った。ガンジーはインドが生んだ偉大な宗教家であり、政治家であり、何よりも教育者であったという。

 そのガンジーはネールに政治の実権を渡す時、政治家として犯してはならない七つの大罪を語っていて、それは「原則なき政治」「道徳なき商業」「労働なき富」「人格なき教育」「人間愛なき科学」「誠意なき愛情」「犠牲なき信仰」というものだった。

 すべてが胸に突き刺さる言葉ではないか。
 
by antsuan | 2007-02-14 12:16 | 政治・経済 | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from とんみんくん at 2007-02-21 01:30
タイトル : 幼稚園レベルか?安倍内閣・・トホホ
ほんと、情けなくって涙が出ちゃう。。 安倍内閣の閣僚は20日午前の閣議に臨み、全員が一斉に起立して安倍晋三首相を迎え 「おはようございます」と大きな声であいさつした。 いまどき幼稚園児でもちゃんと挨拶できるよ。 でも、基本的に安倍ちゃん、みんなになめられてるんちゃウ。 ... more
Commented by mitsuki at 2007-02-14 19:34 x
武力をいっさい使わず、南アフリカでも祖国インドでも戦いに勝利したガンジーは私も理想の政治家として尊敬しています。
非暴力では平和を達成できないという考えの人がいますが、ガンジーがお手本を示していますよね。
Commented by antsuan at 2007-02-14 22:38
・ガンジーは太平洋戦争の日本をどのように見ていたのでしょう。
それと昔の日本はこの七つの大罪を犯さないようにわりと守ってきたとも云えるような気がするのですが。