あんつぁんの風の吹くまま

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社会を支える個人事業主がいなくなる


 江ノ島の湘南港[今日の江ノ島]によると、23メートル以上の西南西の風が吹いている。雲一つない青空、気温も14度もあって冬らしからぬ陽気だ。

 さて今年も残すところ後数日となった。年越しの目処が立って気が緩んだせいか鼻風邪を引いてしまった。会計事務所の税理士さんが、「経営者は寝ても覚めても仕事のことが頭にあって気を休めることが出来ない、せめて身体だけは休めるようにして下さい」と、あり難いことを言ってくれた。

 経営者でなくても本当の仕事人は気を休めることは出来ない。ところがそんなことはお構いなしに、労働者の権利を高らかに叫び、労働基本法を守れもしない水準まで引き上げ、労働見本法になっているのをご存知だろうか。知らないうちに共産主義思想にどっぷり浸かった法律ができ上がっている。労働省のお膝元である職安で、人材派遣法に触れる職員の採用をしていたという報道もあった。

 今年の春、就業規則を改定し、それを労働基準監督署に持っていったら、二三不適切なところがあるといわれ受理されなかったのでそのままにしてある。その時に、それではうちと同じ病院業の就業規則のひな形を見せてくれと言ったところ、そういうひな形はないが同じく職員が夜勤をする旅館業のひな形をやるからそれを参考にしろと言う。

 冗談じゃない、公的な病院がワンサカあるのに、病院管理に関する本だって沢山あるのに、病院用の就業規則のひな形を作らないで行政指導などできる訳がないだろう。はっきり云えば、就業規則のひな形を作れないほどに、国公立病院においても労働基準法を守っていない。だから、この頃の一部の怠け者の医師や看護師はこの労働基準法を盾に仕事をしない。これでは救急医療など出来っこないに決まっている。

 現実的なことを考えれば、労働者の人権は個人事業主の人権と同じであるべきだ。それ以下でもそれ以上であっても法の下では平等と言えないだろう。町工場や商店の個人事業主の人権を労働者のそれより軽んじている労働基準法は共産主義思想以外の何物でもない。
by antsuan | 2006-12-28 17:10 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)
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Commented by seilonbenkei at 2006-12-29 23:28 x
>だから、この頃の怠け者の医師や看護師はこの労働基準法を盾に仕事をしない。
これはちょっとなぁ・・・。
たしかに私が看護師になった頃は定時で帰れるなんて夢のような話で、4時半終業でもいつも7時頃まで残っていました。朝も8時に来る職員なんかいなくて、看護学生時代は6時には職場入りしていました。でも、その裏にはオーバーワークが美徳だとされる風潮があったような気がします。そしてそれは結果的に医療の質を下げるものだと私は思います。
antsuanさんが記事で言いたいことはわかりますが、昔の医療スタッフの中には病院の職員ではなく○○家の奉公人というような扱いをされた方も多くいます。その意味では、今の医療スタッフの地位が確立されていきつつある状況は悪いことではないと私は思います。
Commented by antsuan at 2006-12-30 06:09
セイロンベンケイさんご免なさい、医療スタッフの皆さんご免なさい。しかし、オーバーワークの問題は労働基準法をいじくっても解決しません。地位の確立においても同様です。教職員が労働者の権利を振りかざした結果を見ればお分かりと思います。また、大きな医療事故は医療スタッフが充実しているところで起きています。つまり労働基準法を使ってそのような問題を解決しようとした事に間違いがあると問題提起したいのです。