あんつぁんの風の吹くまま

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ブログのストーカー

 今日もどんよりとした曇り空から雨が降ってきて冷たい一日になった。こういう時はカミさんを傍において熱燗をチビリチビリとやりたい気分になる。このところ妙に妻が愛おしく思われるのは、寒くなって単に人肌が恋しくなったからだろうか。

 多分、そうではないと思う。女性の方のブログにお邪魔して、皆さんのそれぞれの個人史を読ませてもらっているうちに、だんだんと妻の娘心と云うか、女心と云うか、そんなものが分かってきた感じがするからなのだ。こんなことを書いたらもちろんカミさんに怒られるに決まっているので、このブログは数日のうちに削除するつもりだが、女性の方のブログにストーカーまがいのことをしている懺悔と感謝の気持ちを込めて書いておこうと思う。




 女の人との付き合いもろくに出来ないで、もうじき四十の声が聞こえてきそうになった頃、職場で見合い話が舞い込んできた。女性の上司は「縁は何処に転がっているか分からないのよ」と言うし、こちらが忙しいことを察して職場に来てくれると云う。断る訳には行かなかった。見合いの時、不器用な私は気の利いたセリフを言ったはずも無かったけれども、小学校が同じで知った先生の話になった時、ようやく笑顔を見せた。

 その笑顔を見た時に、この人と結婚したいと心底思った。しかし、どういうふうにお付き合いしたら好いか分からない。病気で臥している母はもうそのような悩みを聞いてくれる状態ではなかった。それでも、「毎日のように電話するのよ、休みの日は必ず会いに行くのよ」と、歳の近い叔母の助言に従い、その甲斐があって型通りのプロポーズに頷いてもらえたけれども、あの最初に会った時の笑顔は無かった。結局、結婚式が終わるまで唇を重ねる事すらしなかった。

 後で聞いたのだが、結婚式の当日まで、本当にこの男でいいか迷っていたのだと言う。この不細工な私の化けの皮は新婚旅行のときに簡単に剥れてしまう。気の強い女性だったら本当に成田でバイバイしていたことだろう。何とか新居について来てくれたのは妻の優しさでしかない。新しい生活が始まって必死にこちらの環境に馴染もうとする姿が痛々しかった。そこで、新婚旅行の写真ができ上がった時に、その写真を見せに実家へ戻っていいよと勧めた。

 妻は飛ぶように戻って行ったのだが、実家の玄関を開ける時に「ただいま」と言ったら、両親に「もう、ただいまではないでしょ」と、たしなめられたそうだ。きっとその時に初めて私の妻になる覚悟が出来たのだと思う。


 その結婚するまでのカミさんの気持ちを、皆さんのブログを読んでようやく分かってきたと言う、お粗末な一席でありました。
by antsuan | 2006-12-12 22:19 | 身の回り・思い出 | Comments(2)
Commented by さかぴ at 2006-12-13 07:51 x
だから いつも言ってるでしょ 貴男にはできすぎた奥様である!鴫原さんもよくいってたよ たこおやじにどうしてあんなにかわいい人が。不思議だねぇ。。常日頃おのれをよーく省みて奥様のやさしさ寛容さを実感しなさい ぶぁーはっはっは
Commented by antsuan at 2006-12-13 18:39
・ハイハイ、今度サカピさんが来たら、うちん中へ隠れて出てこないようによーーく言っておきます。比較されちゃ負けちゃうもんね。(笑)