あんつぁんの風の吹くまま

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小泉さんがやってくれたこと

 先日、同和行政のまやかし問題を取り上げたが、こういう問題をマスコミのネタに出来るようになったのも、同和行政のドン、野中広務が政界を引退したからだと思う。どれだけ彼が凄かったかは反権力スキャンダリズムの筆頭『噂の真相』が負けるべくして負けたといっているくらいなのだ。その辺の実情についてはソフトバンク新書、「編集長を出せ!『噂の真相』クレーム対応の舞台裏」(岡留安則著)に書いてあるので引用したい。
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野中広務の京都同和利権問題をめぐる裁判で見た京都の重たい壁
 森喜朗と逆の意味で凄かったのが野中広務だ。問題の記事は「"闇将軍"野中広務の同和利権疑惑」(01年5月)という特集だった。これは野中の地元・京都市における地下鉄建設をめぐる同和利権疑惑、癒着を報じたものだった。しかも、この提訴先は『噂の真相』の拠点・東京地裁ではなく、野中の地元である京都地裁だったのだ。『噂の真相』としては交通費がかかるし、移動の時間もかかる。野中の一種嫌がらせの戦略でもあったと思う。しかも、法廷に行くと、傍聴席には"そのスジ"の人がぎっしり。 そこで証言した『噂の眞相』スタッフも「さすがにビビった」「怖かった」と語っていたくらいだ。さすが、喧嘩の仕方を知っている野中である。しかもこの裁判のため都合がいいだろうと依頼した弁護士も、地元ということで、完全にビビってしまい、「噂の真相」としても負けるべくして負けた裁判だった。
 またこの記事の公共工事談合を告発した情報源の一人であった建築業者も、法廷で証言してくれたのだが、その後仕事を干され、また法廷中に病に倒れてしまったのだ。
 この人物は談合という犯罪を許したくないという正義感からの告発だったのだが、その心労が大変なものだったことは想像にかたくない。周囲を敵に回した、この正義の告発には、筆者としても頭の下がる思いだ。結局、京都の裁判官、京都の弁護士、京都の代議士、京都の建築業者というさまざまな利権、しがらみの壁を「噂の真相」も打破できなかった。最終的に300万円の賠償命令で決着となった。

 やはり日本の縦横に張り巡らされた利権構造、特にこうした公共事業の利権は強固で闇が深い。その上、同和まで絡んでいるとなると、その全容を暴くのはやはり困難を極めた。捜査権のないメディアがこれ以上切り込んでいくのは限界だった。
 この困難な壁を突き破れるのは検察か警察の捜査である。こうした利権構造に手を付けない限り、小泉総理の構造改革も掛け声で終わるだろう。ここに来て防衛施設庁の利権と天下りがセットになった官製談合がいまだに延命していた事実が発覚したことでもうなずけるところだろう。
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 私が小泉純一郎を大いに評価し持ち上げるのも、このような利権絡みの古い体質の政治家を追い出したからである。彼は恩を売るのでなく恨みを買ってでもそれを実行したのだった。小泉以外に誰が出来ただろうか。日本が少しずつキレイになっていく兆しが見えて来ていると思う。
by antsuan | 2006-10-25 17:13 | 政治・経済 | Trackback | Comments(8)
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Commented by HINANO艇長 at 2006-10-25 23:03 x
↑↑は私のHPデス。
マンボウさんのコメントに風力発電の事書き込んでおきました。
この書き込みとは関係ないと思いますが・・・・m(_ _)m
南極やオーロラにも興味お持ちのようですね?
私のHPにも絵がありま~す。アドレスは下記からがたどり着きやすいかも・・・
http://members.jcom.home.ne.jp/art-yes/ (南極関係あり)
http://members.jcom.home.ne.jp/ktkuga/ (オーロラ関係あり)
Commented by antsuan at 2006-10-25 23:21
・HINANO艇長、初めまして。当方、26ftの小舟で相模湾を遊弋しています。
オートパイロットなど電気機器が増えたので何か良い方法はないかと思案していたところです。 南極、オーロラ関係の方にもこれから伺う予定でいます。ご案内有り難う御座いました。
Commented by realutopia at 2006-10-25 23:26
なるほど。小泉さんって、すごい人だったんですね。
改めて小泉政権ってなんだったのかを勉強したいと思いました。
Commented by antsuan at 2006-10-25 23:39
・アベちゃんのお爺ちゃんは満州で利権をむさぼっていた官僚でもあって、その地盤を引き継いでいる訳ですから古い体質の自民党にもどっちゃうかも知れません、心配だ。
Commented by ohara at 2006-10-26 14:31 x
小泉さんのやられたこと、其れは郵政民営化です。
郵政民営化というのは、アメリカ国債を200兆円買うことと云われています。小泉、竹中さんの改革のおかげで、これから日本の多くの企業は、外国資本に買われていくでしょう。
国民がそれに気がついた時は、すでに遅く、後の祭りでしょう。
彼は、自民党の中の気にくわない連中を、警察機構を使って排除することに専心し、国民のための政治など何もやっていません。精神状態も問題になっています。
まあ、これは噂ですけど、小泉さんに1兆円、竹中さんに2兆円、スイス銀行に振り込まれたとか、小泉さんの昔の女性問題の警察調書が紛失しているとか。
何れにしても、もっと深い検証が必要ではないでしょうか。
Commented by antsuan at 2006-10-26 16:17
・本当に小泉さんは運の強いお方ですね。反権力スキャンダリズムの筆頭、『噂の真相』が休刊してしまったんですから。確かに郵政民営化はハゲタカファンドに餌をやるようなものだと言われていますが、あれだけ敵を作ったのですからスキャンダル的なものがあったら簡単に漏れていると思うのですよ。上海領事館員自殺事件のように、小泉首相に情報を入れず竹中大臣や官僚が陰でコソコソやっていたのではないかと勘ぐっています。あの野中広務でさえグーの音が出なかったことからして本物の政治家だと思います。きっぱり身を引いていますしね。まだまだ断定は禁物かも知れませんが、民主党員としては敵ながら天晴れと言いたいです。(笑)
Commented by AHO at 2006-11-01 09:42 x
あんつぁんの10月23日の意見とか、この記事の後半には賛成ですが、野中氏に関しては、認識不足だと思います。調べてみたら、野中氏の次のような国会質問を発見しました。
http://www15.ocn.ne.jp/~almarid/box/taxnonaka.html
分かるように、野中氏は同和を笠に着た脱税、節税、利権あさりに、政治生命をかけて反対しているようです。認識を新たにしました。
Commented by antsuan at 2006-11-01 10:30
・AHOさん、最近の週刊ポストが野中氏と同和問題について取り上げています。野中氏は、北朝鮮の独裁者金日成や金正日に敬意を表する手紙や電文を送った人物です。したがって彼自身が似非同和主義者であると云っても差し支えないと思うのです。