2006年 10月 21日
石油以降
解剖学者の養老孟司氏が石油以降を考えよと云っている。では石油の代替エネルギーではなく永久的エネルギーとは何か。太陽エネルギーしかない。
文明は常にエネルギーに依存していて、それがなければ都市は成立しない。古代文明はだから木材に頼り、森林が消えたら文明が消えた。古代文明の土地を訪ねてみればいい。完全な荒れ地になっている。現代文明は木材に替わって石油や石炭に頼っている。しかしこれらは古代生物の遺産なのである。 しかし人間はあまりにも身勝手だ。本来ならばこのようなエネルギーはでんでんむしさんの言う「倒木更新」のようにあるべきだろう。人間だけが消費して許されるべきものなのだろうか。 太陽を神の起源とする日本やアメリカ大陸の民族は、この太陽による森林エネルギーと水エネルギーを他の生物と常に共有してきた。だから石油の替わりのエネルギーを探す必要もない。日本はエネルギー略奪の文明国家とは一線を画し、ひたすら太陽エネルギーの下であらゆる生物と共生出来る文明を営んで行けばいい。 日本民族はすでにこの思想を確立している事を忘れてはならない。
by antsuan
| 2006-10-21 16:53
| 思想・瞑想・時代考証
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Comments(2)
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cazorla at 2006-10-23 08:24
アンツァンのおっしゃってたでんでんむしさんの記事も読めました。ありがとうございました。
今目の前の利権で 太陽エネルギーのほうにいかないのではないか とも思います。 太陽電池のついたもの たとえば時計 ささやかですが 電池交換もしなくてすむし スペインでは売ってないようなので もっと売ったらいいのになと思います。 スペインはこんなに 太陽のでている日も多いし だから ちょっと町から離れた家とか別荘は 太陽エネルギーの装置がありますが まだまだ高いので 手がでません。 確かに文明って 少しずつ進歩しているのではなく ある時 ふっと消えてますね。 そのあたりを 今 学習しなおさなければならないと思います。
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antsuan at 2006-10-23 16:17
・明治維新後は必要な量だけ取るという美風がどんどん薄れてしまいました。時間をお金で買う時代です。お金がなくなったら時間もなくなる現代文明をどのように修正していけばよいのか、歴史や諸外国の現実を見て考えなければならないことは沢山あり過ぎますね。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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