2006年 07月 31日
国民(市民)代表訴訟は可能か
ライブドアの粉飾決算で株主に損害を与えたとして株主代表訴訟がなされ、場合によっては監査法人までその責任が嫁せられるような商法ではなく会社法に、この度法律が改正されている事をご存知だろうか。そこまで厳しくなったのはやはり、取締役などの経営者だけでなく監督責任者までもが馴れ合いになって不祥事を起こす事があるからであろう。
知らなかったが、この代表訴訟は日本においては昭和二十五年に既に商法に規定されているものらしい。そして商法の規定から会社法の規定に改正されるにあたって、企業統治(コーポレートガバナンス)とか、法令遵守経営(コンプライアンス)などをうるさく論議されるようになってきた訳だ。 しかし考えてみれば、企業統治とか法令遵守経営とかは官制法人にも当てはまるはずだ。国立であろうと公立であろうと財団であろうと、法人であれば会社法が適用されてしかるべきだ。 そしてそれらの法人の出資者は明らかに国民(市民)である。ならば国公立法人に天下って随意契約やいい加減な発注をしてその法人に損害を与えた理事長なり役員には、国民(市民)代表訴訟を起こして損害賠償請求を起こす事も可能ではないかと考えるがいかがなものであろう。
by antsuan
| 2006-07-31 16:49
| 政治・経済
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Comments(8)
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seilonbenkei at 2006-07-31 23:58
法的なことはわかりませんが、そういう手段があってもいいですね。議員立法目指して請願でもされませんか?署名くらいなら協力させていただきますよ。
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antsuan at 2006-08-01 07:01
最近の国民は国に訴えるデモとか市民運動をあまりやらなくなりました。誰かが言挙げしなければと思っているところです。
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cazorla at 2006-08-01 07:49
たしかに20年前は 少なくなったとはいえ まだ市民運動か゜ありましたね。 クロネコヤマトのように国を相手取って戦って路線確保した企業が今反対にいじめにあったりしているように見えるのですが
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antsuan at 2006-08-01 12:15
反戦運動や市民運動のような弱い者が立ち上がって集団の力で訴える手段をこの頃の市民は避けているような気もしないではないのです。
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常連
at 2006-08-01 12:58
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市民運動自体がちょっといかがわしいので・・・
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antsuan at 2006-08-01 13:20
私のへそが曲がってしまったのも、実は常連さんのおっしゃる事が原因だったのです。しかしやっぱり草の根民主主義を何とか育んで行かなければならないと痛感します。
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cazorla at 2006-08-02 08:59
マドリッドでカルロス五世だったかな が植えた木を切り倒して近代的な町作りをする計画が進められていましたが 市民の反対運動で 取りやめになりました。 ささやかなことですが うれしかったです。
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antsuan at 2006-08-02 23:02
伝統的なものを壊す”開発”と言う言葉には恐怖すら感じてしまいますが、かといって古い体質のままではいけないし、市民同士の心の通い合いを大切にしないといけないのでしょうね。
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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