あんつぁんの風の吹くまま

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歌も歌えない人間だけど

 音楽はからっきしダメな人間なのですが聞くだけなら大好きです。中学時代にアルバイトをして最初にカメラを買った後は、当時開局したばかりのFM放送を聞くためにソニーのFMラジオを買いました。ラジオでステレオが聴けるというのがFM放送の謳い文句だったのですが、もう片方のスピーカーを買うお金などなく取り合えずモノラルで聞いていました。しかしノイズが入らないFM放送から流れてくる音楽は本当に素敵でした。

 その頃はビートルズやグループサウンズなどのエレキギターの音楽が流行り始めていましたが、もっぱら普通のギター音楽のフォークソングを聴いていました。その当時はベトナム戦争最中の時代で反戦ソングの根強い人気があったのです。最初に買ったドーナッツ版のレコードも反戦歌手のジョーン・バエズの曲でした。

 日本でもフォークソングが流行し、同時に反戦運動とも合体して新宿の地下街などはヒッピーやギターを抱えた若者たちがたむろする場所となりました。フォークソングとしてはブラザーズ・フォアも大好きでしたが、やはりジョーン・バエズの声が最高でした。

 昔と違って徴兵による若者が戦場に行く事の無くなった米国は、イラク戦争においては厭戦気分というものが封じ込まれているように思います。しかし、戦場とは遠い平和な日本ですが、今、声を高くして歌うべき歌は恋歌でも賛美歌でもなく、ジョーン・バエズの歌った反戦ソングではないかと思うのです。ベトナム戦争の時もそうでしたが、国がいかに戦争を支持しようと、庶民は歌声にのせて静かに反戦を叫ぶべきだと思うのです。歌も歌えない私が言うのも変ですが。
by antsuan | 2006-07-26 23:12 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(8)
Commented by cazorla at 2006-07-27 10:48
ベトナム戦争の時は歌も物語もたくさんあったのに イラクは徴兵で行くわけではないからでしょうか なんだかよその世界の出来事のような扱われ方のような気がします。 もっと身近な物として 痛みを感じないと歌にならないのでしょうか。
Commented by saheizi-inokori at 2006-07-27 11:16
初任給2万円くらい、毎月借金生活でしたが、ソニーのトランジスタ/FMラジオが欲しくて欲しくて、月賦で買いました。15000円位したような記憶があります。ジョン・バエズも聴いたなあ。花はどこに行ったの?だっけ。
Commented by realutopia at 2006-07-27 17:32
私は小学生への読み聞かせボランティアで、反戦教育しています(笑
小さいことからコツコツと、平和ボケに埋没しないで反戦を訴えていきたいものです。おっしゃるように、歌のメッセージは非常に大きいですね。影響力のあるアーティストの方々にもっと頑張ってもらいたいです。
Commented by antsuan at 2006-07-27 22:19
cazorlaさんコメント有り難う御座います。イラク戦争は民族紛争と宗教紛争が絡み合っているのでベトナム戦争とは単純に比較出来ないのでしょうが、肉親を失った人々の悲しみは変わらないと思うのです。それとも悲しみを通り越して恨みが募った社会が出来てしまったのでしょうか。それもあまりにも悲しい事です。
Commented by antsuan at 2006-07-27 22:22
佐平次さん、やっぱりあの頃はまだ戦後を引きずっていたのではないでしょうか。
Commented by antsuan at 2006-07-27 22:24
歌のメッセージも大きいですが映像はもっと衝撃的です。但し映像はねつ造も有りですからね、そこが怖いです。
Commented by seilonbenkei at 2006-07-27 23:42
私は拓郎以後の世代なので、反戦フォークは追体験です。ベトナム戦争も安田講堂も記憶にはありますが、当時私はその意味を考えることができませんでした。しかし歌のおかげで、学ぶことができた気がします。
私は加川良の「教訓Ⅰ」が好きです。♪命を捨てて男になれと 言われた時には震えましょうよね 死んで神様と言われるよりも 生きてバカだと言われましょうよね きれいごと並べられたときにも この命捨てないようにね 青くなって尻込みなさい、逃げなさい隠れなさい 
Commented by antsuan at 2006-07-29 22:07
歌の中からも悲しみは十分伝わってきますね。しかし、セイロンベンケイさんも本当の戦争になったらレジスタンスに立ち上がるのではないかと想像しています。