あんつぁんの風の吹くまま

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ベトナム戦争とイラク戦争で得する日本

 イラクに自治政府が何とか樹立されて、あちこちの国の軍隊が引き上げを始めた。戦争を仕掛けた米軍はどうするつもりだろうか。戦争目的がイスラエルとパレスチナ問題を解決するためであるならば、まだ暫くはイラクに留まるだろう。しかし、それでは民族独立の戦いであったベトナム戦争から何も学ばなかった事になる。しかも今度は宗教戦争に火をつけてしまった。

 我が国の小泉政権は米国のブッシュ政権にシッポを振りまくっていると国民は嘆いているが、佐藤栄作政権の時はもっと酷かった。佐藤栄作がノーベル平和賞をもらえたのは徹底的にベトナム戦争に加担していたからだ。沖縄は言うに及ばず、日本国内の米軍基地はすべてベトナム戦争の前線基地化していたのだ。

 イラクから陸上自衛隊が撤退しても航空自衛隊が米軍の軍事物資を運ぶ事になるとしたらまさに戦闘に参加するのも同じ事なのだが、「ベ平連」などの反戦団体が活躍していたことからも分かるように、ベトナム戦争当時は日本の社会全体が戦闘に参加していたようなものだった。

 しかし歴史を振り返ってみると、戦争をするたびに経済が弱体化する米国と裏腹に、日本は米国が戦争をするたびに経済力をつけてきた。どんなに米国政権にシッポを振りまいてもその分の元は十分に取っているのだ。「名」も「実」も両方欲しがる米国だが、その両方を手に入れる事は出来ない事にまだ気が付かない。小泉政権はブッシュが戦争を始めてくれたおかげで経済を持ち直す事が出来た。日本も「名」を取りたいならば「実」を捨てる覚悟が必要だが、国民はそのことに気が付いているだろうか。
by antsuan | 2006-06-23 15:27 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)
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