あんつぁんの風の吹くまま

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税理士と公認会計士

 小学校の友人が公認会計士であり会計事務所も持っていたので、税務会計をお願いしているのですが、その友人がなんと今年の初めから世間を騒がしている粉飾事件の監査法人に所属していたのです。ようやく今月末にその監査法人が解散する事になり、彼も少しは暇になってこちらの会社の事もしっかり見てくれるものと期待しているところです。

 公認会計士というのは大企業を担当する税理士みたいにしか考えていなかったのですが、実はそれは大きな間違いであった事を知らされました。正しい言い方かちょっと自信がありませんが、公認会計士と言うのは株主の立場で会社を監査する人であって、税理士は会社の立場で会社を監査する人なのです。

 ですからライブドアの宮内被告は税理士の資格を持っているようですが、粉飾をする事に抵抗を感じないのはよく理解出来ます。しかし、公認会計士は会社の経営者が株主の不利益になる事をしていないか監査するのが役目ですから粉飾を見逃してはいけないのです。

 ところが、公認会計士は税理士の資格も併せ持っているので、話しはややこしくなってしまいます。その友人のように税務会計事務所と監査法人の両方を掛け持ちする事は許されるのですが、一人の人間がこちらの事務所では会社のためになる税務会計をやり、あちらの監査法人では株主のために会社に対して目を光らせるなんてことは、二重人格者ではないと出来ない事ではないかと思うのです。

 私も迂闊にも公認会計士だからしっかり会社の事を見てくれるだろうと勘違いしていました。ただどちらの立場でも言える事なのですが、会社からの書類がきちっと整っている場合にはその数字が怪しくても辻褄が合っていればそれ以上の追求は出来ないようなのです。税務署のように査察権を与えられていないという事でしょう。

 その友人が落ち着いたら、そのうちあの事件のいきさつを聞いてみようと思っています。
by antsuan | 2006-06-16 18:32 | 身の回り・思い出 | Comments(4)
Commented by ohara at 2006-06-16 19:32 x
公認会計士は、証券取引法に基づいて上場する企業を監査する仕事で、国家試験です。
一方税理士は、税務署の認定試験合格者で、税務申告を正しくさせるための指導者です。
会社のための税理士ではありませんので、いざという時は、税務署の立場に立たないと、認定は取り消されます。
公認会計士は、税法の試験は受けていませんので、本来は税務事務は行なえないのですが、特別法で、自動的に認定されていまして、税理士組合は反対でしたが、政治的に押し切られたという経緯です。
実際、コネがなければ、公認会計士として会社に関与は出来ませんし、其れほどの会社数はありませんから。公認会計士救済法ですね。
Commented by antsuan at 2006-06-16 22:24
そうでしたか。税理士は国家試験ではなかったのですね。公認会計士になれば何処ででも食って行けると思ったのですがそうでもないのですか。公認会計士になるのは弁護士になるよりも大変と聞きましたが資格を取っても大変なのですね。oharaさん、有り難う御座います。
Commented by realutopia at 2006-06-20 20:25
私は最近会社を立ち上げましたので、今回の記事は大変参考になりました。もっとも、「一人親方」の弱小ですので、税務署からも相手にされないと思いますが。
Commented by antsuan at 2006-06-21 14:49
芸術関係の会社、大変でしょうけれどもがんばって下さい。