あんつぁんの風の吹くまま

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砲艦外交の野望

[読めてきた北朝鮮情勢]

 「悲劇週間」(矢作俊彦著)を読んで、主人公である堀口大學と外交官だったその父堀口九萬一のたどった波乱万丈な世界に思いを馳せている。この本を読むと、今も昔も砲艦外交をした米国の野望は変わってはいないことが見えてくる。

 いま北朝鮮は明確なチャイナの植民地化が進んでいる。(1) それは日本と北朝鮮の国交正常化を阻止するためである。小泉総理は北朝鮮との国交正常化を約束した。しかし、それに横槍を入れたのは米国であった。北朝鮮復興に日本が主動的役割を演じれば、その先は満州国の再現であって、北朝鮮だけでなくチャイナの東北部の[市場]を日本に取られてしまう危機感を持ったに違いない。

 日本と北朝鮮の単独外交を阻止するために、米国はチャイナと手を組んで六ヶ国協議というタガを小泉政権に嵌めた。昔の三国干渉となんら変わらない事は日本人ならばもう気が付いていよう。六ヶ国会議はハナから時間稼ぎの手段でしかないのだ。

 米国は米軍再編の費用も日本に肩代わりさせたように、日本から金をむしり取る事に何の罪悪感も感じていない。それどころか金をむしり取るために外交をしているのだ。チャイナによる植民地化が完了した時、つまりそれは金正日を見放して北朝鮮に新たな傀儡政権を作る事を意味するのだが、北朝鮮は拉致被害者を解放し高額な身代金に代る戦後補償を日本に要求する事だろう。だが、その金は北朝鮮の庶民には行き渡らず、チャイナと米国に流れる事になっている。

 どうして小泉さんが政権を維持する気がないのか、これでお分かりの事と思う。
 
  (1)ボイス7月号 「中国は金正日を見放した」青木直人
by antsuan | 2006-06-14 00:02 | 政治・経済 | Trackback | Comments(5)
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Commented by saheizi-inokori at 2006-06-13 23:13
でも、それでは小泉さん無責任ではないですか?堀口九萬一くらいのことはやってからやめて欲しいと思いますが。
Commented by antsuan at 2006-06-14 07:47
そうですね。一公使としての蛮勇は許されても、首相として軍隊無き"言葉での戦争"は国を滅ぼすと判断したのではないでしょうか。
Commented by realutopia at 2006-06-15 09:53
先ほどはご来場いただき、ありがとうございました。
結局アメリカは、地球にとっての独裁国だということですね。
話はまったく違いますが、Macっていいですよね!
Commented by antsuan at 2006-06-15 13:06
realutopiaさん、Macって、車で言えばポルシェですかネ。いやいやマツダのロータリー車かな(^^;
Commented by realutopia at 2006-06-15 13:08
クルマで言えば、ポルシェよりもっと華のあるフェラーリ、かな(笑