あんつぁんの風の吹くまま

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日本の外交官の今昔

 「外交とは言葉による戦争だ」  矢作俊彦著「悲劇週間」のなかで堀口大學の父(明治大正時代の外交官)の言葉だ。そんなことは今なお自明の理であって、それに見て見ぬふりをしているのが日本の外務省である。おそらく、日本の外務省は日米安保条約によって去勢させられたのだ。原爆の研究をしてはならない、飛行機を作ってはならない。それと同じく外交をしてはならないと禁じられたのであろう。

 吉田茂が生きているうちは良かった、彼自身が外交官だったから。佐藤栄作の時もまだ良かった、米国とだけ外交していればよかったから。そして、そのぬるま湯に馴れきってしまい本来の業務である言葉による戦争をやるものが外務省にはいなくなった。

 外務省を解体し一から出直す時期に来ている。防衛庁を省にする前に外務省をぶっ壊して再建しなければ、何時しか軍部主導の国際関係にまたなってしまうだろう。逆に言えば、言葉による戦争が出来る外交官がいれば、本当の戦争は防げるはずなのだ。
by antsuan | 2006-06-08 12:52 | 政治・経済 | Trackback | Comments(2)
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Commented by seilonbenkei at 2006-06-09 08:18
共同通信の記事に、米国防務省の戦略文書に、中国の敵対的な台頭に対し日米で阻むという意思が明確に読み取れるとありました。そうなんですか?
Commented by antsuan at 2006-06-09 13:35
軍事的な戦略はその通りだと思います。ペンタゴンとしては一刻も早く憲法第九条を改正して欲しいと願っている訳ですが、政治的戦略はまた別です。