あんつぁんの風の吹くまま

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事故原因の報道は慎重に願いたい

 JR西日本の福知山線で、痛ましい事故が起こった。しかし、報道関係者は事故原因について軽はずみに記事にするべきでないと云いたい。世論を間違った方向に向けて調査の妨げにしてはならない。今回の運転手に疑惑があったとしても無責任に想像を膨らませてはならないのだ。

 事故原因について思い起こすのが、ダッチロールの言葉で有名になった御巣鷹山に墜落した日航機事故のことだ。あの時は旅客室との隔壁の部分の修復に問題があって、そこから漏れた空気が垂直尾翼を壊したことになっている。しかし、初めの事故原因の発表がそうであったがために、それが事実となって独り歩きし始めた感がある。以前同じジャンボジェット機内のトイレで手りゅう弾を爆発させた事件があった。その時も隔壁が壊れたが垂直尾翼は何ともなかったのである。実は、香港の空港で離陸時に水平尾翼が壊れて離陸を中止した事件があった。ジャンボジェット機は発電装置のエンジンが機体の最後尾にある。その時の原因は、そのエンジンから燃料が漏れて尾翼付近に溜まり爆発したことだった。このことから御巣鷹山の事故も同じ原因が考えられたのだが、そのことを報道したマスコミは少ない。

 事故は悲しいことであり、あってはならないが、いたずらに犯人探しを楽しむ報道だけは止めにして欲しい。事故を起こしたくて運転する人はいないのだから。三菱自動車のリコール隠しの教訓を活かして欲しいと切に願う。
by antsuan | 2005-04-26 07:22 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(0)