あんつぁんの風の吹くまま

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キッシンジャーの本心

 昔から今に至るまで、米国が日本を対等の同盟国とは考えていないことは十分承知している。しかし、ロッキード疑獄が起きた時、政治の世界も節操がなくなったと嘆くと同時に、田中角栄政権が米国にとって邪魔な存在になったのだなと感じた。それを裏付ける記事 が昨日のエキサイトニュースに載っていた。それは、当時のキッシンジャー大統領補佐官が日中正常化交渉を「ジャップの裏切り者」と罵っていたと云う文書が公開され明らかになったという記事だった。

 キッシンジャーと云えばあのウォーターゲート事件で辞任したニクソン大統領の懐刀であった。彼は今のブッシュ政権を支えているネオコン軍団の元祖と云っていい。円を固定相場から変動相場へ無理やり移行させたドルショックを演出した張本人である。米国人は人の嫌がることを平気でするところがあるが、彼は政治の世界でもそう云うやり方を平然とやった教養の無い人間だ。ドル本位制放棄(ドルショック)の発表もわざわざ八月十五日を選んだ。また、共産政権のチャイナとの関係改善も"頭越し"であったし、最近では日本に核兵器を造らせないとチャイナに密約したらしい。

 しかし、そう云うやり方を続けて行けば、結局は日本国民の反感を買い友好関係を壊すことにそろそろ気が付くべきだろう。中曽根元首相も小泉首相もけっして米国を敵に回すことをしなかった。だから政権を維持することが出来たのだが、この両人が安保条約とのセットである日本国憲法の改正論者であることは何を意味しているのか、我が国民だけでなく米国民もはよくよく考えるべきだと思う。
by antsuan | 2006-05-27 12:26 | 政治・経済 | Comments(0)