あんつぁんの風の吹くまま

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噂の真相はほんとうだった

 わが家では、朝のニュース天気予報などはラジカセでNHKテレビの音だけを聴いています。ところが不思議なことにラジオでNHKの報道を聴いているよりも、映像のテンポに合わせている所為でしょうか、ゆっくりしていて聴きやすいのです。しかし、その内容にはかなりのヤラセに近い耳障りなものも感じ取ることが出来ます。

 もちろん、何処の国のマスコミ、報道機関であっても公平で恣意的でない記事は存在しないでしょう。そのことは自由主義的、民主主義的立場からすれば当然容認されるべきことなのですが、それならば尚且つ、自己主張を明確に打ち出さないと、真実がよりいっそう隠されてしまうことになるのではないかと思います。あたかも中立で公平な報道をしているかのような、NHKを筆頭とした大手マスコミの姿勢にはこの頃嫌気が差してきました。

 特に問題なのは、公の仕事に携わっている人が都合の悪いことを国民に隠そうとしている場合に、例え三流の週刊誌によるスキャンダル的なすっぱ抜きであっても、それが事実と確認出来れば、しっかりと国民に知らせる姿勢の欠如です。権力者を相手にして生身でペンのみを武器にしてはなかなか出来ないことなのでしょうが、主権在民たる国民に真実を伝えるのが報道機関の使命だと思うのです。
 
 しかし、いつの世にも真実を覆い隠す作業があらゆる手段で行われ、これを暴き出す作業がまた生業として成り立ってきたと言うことでしょうか。これは居残り佐平次さんの岡留安則「編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏」のトラックバックです。
by antsuan | 2006-05-11 18:54 | 情報通信・パソコン | Trackback(1) | Comments(1)
Tracked from 梟通信~ホンの戯言 at 2006-05-11 21:44
タイトル : 岡留安則「編集長を出せ! 『噂の真相』クレーム対応の舞台裏」
前に「『噂の真相』25年戦記」というのを読んで面白かったが、それは集英社の本だったから、少し作家のことについては遠慮したそうだ。今度はソフトバンク新書だから、その点書き残したことを書いてくれて面白い。”噂真”の標的になってスキャンダルを書かれた作家たちの対応がさまざまだ。 作家や評論家、言論で生きているのだから、自分の言論を守るのなら他人が少々批判してもそれを受け止めて文句があるなら堂々と言論で戦えばいいと思うが、実際は狭量で「俺を批判することは許せない」とばかりにヒステリックな反応をする作...... more
Commented by saheizi-inokori at 2006-05-11 21:43
岡留なる人間にはあったこともなし、あったら虫唾が走るような奴かもしれない。でも彼の言ってることは支持したいです。ジャーナリストの心があるか否かだと思います。