あんつぁんの風の吹くまま

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皇室典範改正問題で見えてきた日本の伝統文化

 有識者が無能な人間である事が分かった今回の皇室典範改正論議ですが、その他に、小泉内閣が本当は天皇家のご意向を伺っていない事も明らかになりました。日本国の伝統文化の根幹に係わる事まで役人任せにするのであれば、もはやその内閣の存在価値は無いと言って良いでしょう。

 しかし正直に言いますと、私も雑誌などで伝統の意味を深く説明されるまでは、天皇制の維持が大切なのであって血のつながりについてはそれ程気にしないで良いのではないかと思っていました。

 けれども、天皇家に近い人の「守ってきたのは伝統であり、その為に個人の自由を捨てた天皇家が在る」と言う言葉を聞き、また、「平地でただの塀で囲まれた京都御所を住まいにして、誰に襲われることも無く一千年以上も続いているのは、天皇家を国民が守ってきた証ではないか」と言われて、目が覚めた思いです。

 さらに重大な事は、女系天皇を認めると継承者が多くなり、皇族の中で争いが生じて結局は滅びてしまうのだそうです。確かにヨーロッパの王族の歴史がそれを証明しています。もうひとつ、女性が天皇になったのは、実は継承者が多すぎて皇族間で紛争が起きそうになったときだけに限られ、けっして継承者がいなかった為ではないそうです。

 これだけ知れば、もう皇室典範問題は解決したのも同然です。いかに男系天皇を維持するか、その一点だけを論じればよいのです。
by antsuan | 2006-03-10 17:53 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(4)
Commented by mitsuki at 2006-03-10 18:59 x
あんつぁんさま、はじめまして、mitsukiと申します。
如何に男系天皇を維持するかが重要なら、話は簡単です。
祖父である天皇陛下が、法的に問題のないご親戚の中から男系の血を受け継いでいる年頃の男性を選んで、愛子様とお見合い結婚させてしまえば良いのですから。
ただ、私個人としては、自らも恋愛結婚されている陛下が、可愛い孫娘にそんなことを強要するとは思えません。
この件は、陛下のご判断に任せるべきで、シモジモが口を挟むのは不敬なのではないでしょうか。
Commented by antsuan at 2006-03-10 22:33
おっしゃる通りなのですが、皇室典範については国会で決めることが定められているので話がここまでややこしくなっている訳ですね。「お世継ぎのない宮家の当主が、自らのご意思で後継者にしたい養子を指名され、指名された方がそれをお受けになり、総理大臣が議長を務める皇室会議がそれを了承する方法が、皇室のご意向、養子になる当人の意思、政府の考えをすべて満足させられるし、皇室典範の第九条『天皇および皇族は、養子をすることが出来ない』に、『ただし、皇室会議の議を経た場合にはこの限りではない』という但し書きをつけるだけで解決してしまう」と、旧皇族の血を引いておられる方が述べております。
Commented by 神様と無縁者 at 2006-03-11 09:15 x
天皇が京都の御所で安穏だったとは誰が言うんでしょうね。
「源平の壇ノ浦の戦いにおいて安徳天皇の水没」など一つを捉えても、とても安穏とは言えませんね。

天皇の権威を絶対に必要なのは、平民ではありませんね。
為政者が必要としたのです。「征夷大将軍」などと言う位も、天皇から授かる位で、故に人民統司が可能だったわけで、為政者の権威として必要なものであったので、守られてきたのです。

戦後でも、「俺は天皇に任命された認証大臣で、おまえら有象無象に選ばれたんじゃあねえ」とほざいた馬鹿大臣がいましたけど、事ほどそんなものですね。

日本の天皇はどちらか言えば、宗教的な部類のモノで、それを政治に利用しようとする者達の間で、ガタガタ言われているだけでしょう。
Commented by antsuan at 2006-03-11 09:34
天皇がその権威を為政者として行使しなかった事が一千年以上も前から統一国家たりえた理由です。明治維新で天皇を為政者の地位まで押し下げてしまった事が、太平洋戦争で国が滅びた原因でもあると思います。そして戦後再び象徴天皇として政治から離れたことにより、統一国家としての核が残ったのです。