あんつぁんの風の吹くまま

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再び小泉擁護論

 小泉政権の期間中に日本の経済は良くなっただろうか。貧富の格差が広がり、国の借金は増え続け老後の不安は募る一方である。外交問題はどうだろうか。近隣諸国との関係は悪くなるし、国連の常任理事国入りにも失敗した。先の総選挙では争点を絞って圧勝したが、ナチスドイツのヒットラーも国民が選んだように、衆愚の人気取りがうまかったに過ぎないと云う見方もある。

 最近の「片岡鉄哉のアメリカ通信」によれば、米国は日本よりも中国を重視する方針に転換し、日本は永久的に米国の植民地となる米中共同覇権構想が固まってきたらしい。靖国問題を「心の問題だ」などとは言っていられなくなると警告している。

 このように、小泉総理のやってきたことは何一つ評価出来ないかのような実態が浮かび上がってきている。が、しかし、私はこのような意見に組みしない。確かに、最初のうちは旗を振るだけで中身の無い軽い人間にしか私も思えなかった。行動力はあっても実行力の無い最低の政治家のようにしか思えなかった。それでは、彼の行動の中でぶれの無い信念とは何か。愛国心である。

 政治家に必要なのはこの愛国心なのだ。今までの総理大臣に欠けていたものを小泉さんはしっかりと持っている。これ無くして国の将来を考えることこそ無意味ではないか。

 今までの日米関係は実質的に植民地化されたと云ってよいであろう。しかし、小泉総理は「魂」を売り渡すことには断固拒否したのである。二十世紀末のバブル崩壊によるデフレーションは米国の仕掛けに嵌まった第二の敗戦であった。国民のいくらかはそのことに気付き始めているが、まだ、政治家の多くでさえ分かっていないのが実情だろう。

 日本が真の独立国になるべきだと云う意見には、多くの国民の賛意を得られると思うが、そのためには日米安保条約の見直しが必要となってくる。しかし、残念ながらこれは現在の日本国憲法と一体化されているために、まずは憲法を改正しなければならないのだ。小泉総理の主眼はここにある。彼は日本を真の独立国にしたかったのだ。そして、その考えは正しいと思う。
by antsuan | 2006-02-26 19:07 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(0)