あんつぁんの風の吹くまま

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やり切れない殺人事件

やり切れない殺人事件の報道が毎日のように続いています。

 殺意を抱く気持ちは分かります。自分でも何度かそのような気持ちになった事がありますから。それではその殺意を抑える理性というのはどのようにしたら身に付くものなのでしょうか。

 その問題の解答はもう既に出されていそうなものですが、社会の共通の認識には至っていないのでしょう。人は殺してはいけないと云う恐らくどの社会にも存在する倫理観であると思いますが、問題はこの「人」の定義にあると思うのです。

 異民族、異教徒は「人」と見做さない社会通念がはびこっているのではないかと考えます。そして憎むべき人間は、人ではなく悪魔に思えてくるのでしょう。しかし、どうしてその憎むべき悪魔を殺さず、幼い子供まで平気で殺してしまう殺人者の心理を理解する事が出来ません。

 日本は、恐らく世界に類を見ない将棋文化を持っています。チェスや囲碁のように相手の駒や石を殺してしまうのではなく、将棋は相手の駒を捕って味方にしてしまう。このような思想や倫理観がもっと徹底すれば、殺人事件は減るように思うのです。
by antsuan | 2006-02-18 11:02 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(0)