あんつぁんの風の吹くまま

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倫理なき医療費改定


 医療業界で言う診療報酬改定、つまり医療費改定の十八年度における概要がだんだん明らかになってきました。その説明を受けて青ざめるというか、顔が引きつってきてしまいました。

 しかも今回は慢性老人医療にかかる治療、診療報酬をばっさり切ってきました。簡単に云うと慢性老人医療は介護保険の領域でしょうという訳です。血も涙もない医療費改定です。

 民間の保険会社だったら詐欺罪に当たるような内容です。つまり老人の慢性疾患は病気ではないという新しい解釈をしてきたのです。保険料を取り上げておいて保険による保障を止めるというのです。それだったら今までの保険料を返して欲しいものです。それに変わる十分な保証をしてくれると云うならまだしも、そんなものは一切なし、おまけにこのような重大な医療費改定なのに国民に周知徹底させる予備期間はせいぜい良くて半年なのです。下手をすると即実施するかも知れません。よくも国民を馬鹿にしてくれました。

 これが小泉流の新自由主義なのでしょうか。それとも先の見えている内閣の云う事など無視している厚生労働省の官僚の思い上がりなりでしょうか。

 医療業界は安定した保険料が入ってきて儲かっていると思ったら大間違い。高い人件費と設備費、それと借入金で青息吐息なのです。国公立病院は百パーセント赤字なのに、民間病院は平均三百万円弱の黒字を出しているから、診療報酬を下げても大丈夫と宣っているのです。

 とんでもない、国公立病院は第二の国鉄と云われているほど、赤字は膨大で闇の中に隠れている恐ろしい化け物なのであって、郵政民営化よりも先に手を付けなければいけないのは国公立病院の民営化なのです。それなくして、健康保険料の事を云々言うのは、ライブドア以上の粉飾隠ぺい悪徳行為といって間違いありません。
by antsuan | 2006-02-01 14:07 | 文学・教育・科学・医療 | Trackback | Comments(4)
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Commented by rabbitfootmh at 2006-02-01 23:26
そうなのですか。新聞記事では、脳死・臓器移植を保険対象にするとかがメインに出ていたと思いますが・・・数百万円以上かかる移植医療の普及のために、老人を切り捨てるのでしょうか?
妊娠・出産に関わる医療に保険が使えないというのと同じ発想ですかね。「妊娠・出産は病気ではない」と。
Commented by antsuan at 2006-02-02 07:53
恐ろしい事にこのように制度の根幹に係わるお金の使い道を行政(官僚)が勝手に決めてしまえると云う事です。三十七兆円もの巨大な金を国会での審議にもかけず米国の国債を買ってしまえるような制度はもう国会と云う議会制民主主義が破綻している事の証明になります。
Commented by 釣り人sakapi at 2006-02-02 09:03 x
あんつあん 海上安全投稿ありがとうございました。ご無沙汰しておりますが相変わらず難しい問題を提起していますね もっと海の話も書いてくださいな 季節は春へとむかってます 最近はまったくヨットはのりませんが、ご存じのとおり釣り舟にはかかさずのっております。海の近くで生活できる楽しさ嬉しさでーす 近所に喫茶店できたんですかぁ 今度行ってみよう
Commented by antsuan at 2006-02-02 11:57
ようやく青空が見えてきました。我がヨットには釣り道具が所狭しと積まれています。週休一日の仕事人間から開放されないと難しいようですが、今年もトローリングで大物を狙いますよ。