あんつぁんの風の吹くまま

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塩爺の意見

 元財務大臣の塩川正十郎氏はその誠実さから国民の評判はとても良かった。その塩爺が読売新聞の「論点」でなかなか良いことを言っている。

 行政もビジネスであり、原則は「企画(プラン)・実施(ドゥ)・監督(シー)」の反復であるはずなのだが、シーの部分がおざなりになっているというのだ。今の腐敗した官僚行政の核心を突いていると思う。ここに二つの問題点があって、一つは国会の不熱心さ。本来は暗殺された民主党の石井紘基代議士のように、徹底的に税金の使い道を追求するのが国会の仕事でもあるはずなのだが、熱心でないというよりサボっている。もう一つの問題点は各チェック機関の監督が主務大臣の一所管になっていることだ。つまり内輪同士のなれ合いの温床になっている。

 そこで、この二つの問題点を改める統治システムの改変が必要であると、今は東洋大学の総長となって頑張っている塩爺は声を上げている。本当にそう思う。これをやらなければ石井紘基代議士の霊は浮かばれまい。民主党よ、何故石井代議士の志を継ごうとしないのか。
by antsuan | 2006-01-20 12:28 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback(1) | Comments(0)
Tracked from F25.jp at 2006-02-04 20:49
タイトル : おかゆさん好きですか?
「母屋でおかゆを食っているのに、離れで子供がすき焼きを食っている」 塩川元財務大臣の2003年の名言だ。 この離れは一体いつからあるのか、いつからすき焼きを食っていたのか、 そしていつまで食い続けるのか・・・ 特会改革は「切り札」になるか 言葉だけを信じず...... more