あんつぁんの風の吹くまま

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残念ですが、「ふるさと」はお金では買うことが出来ません。

 近ごろ、チャイナの人たちが北海道の土地を買い漁っていると云う話をよく耳にします。チャイナでは個人が土地を買うことは認められていないそうですが、それはチャイナの法律が適用される国内でのことであることは当然です。

 チャイナ政府の要人たちの親族はほとんどが二重国籍を有していることは、先月に、このブログで書いた通りです。チャイナの人たちが移民することに抵抗が無いのは、彼らに「ふるさと」という意識がないのかも知れません。いえ、多分、故郷の概念が違っているのでしょう。

 何日か前の「戦場における男達の望郷」にも書きましたが、故郷とは生きて帰りたい場所です。しかし正確には「場所」ではなく「社会」ではないかと思うのです。「社会」をもう少し砕いてみれば「仲間たち」「部族」「家族」となるでしょう。チャイナの人たちの故郷は華僑のような仲間たちのことではないかと思うのです。

 さて、久しぶりに東京新聞の「紙つぶて」を転載します。国、日本では国家と云う言い方をしますが、それはどんなにお金を積んでも買うことが出来ないものの一つなのであります。
残念ですが、「ふるさと」はお金では買うことが出来ません。_d0001610_19540340.jpg



【大和魂とは子孫を愛する心のことである】


by antsuan | 2017-09-03 09:28 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
Commented by mimizu-clone at 2017-09-03 20:47
>しかし正確には「場所」ではなく「社会」ではないかと思うのです。

同感です。
Commented by antsuan at 2017-09-04 01:59
・そして、日本人にとっては魂の安らぐところなんです。天国に行っても地獄に行ってもお盆には戻ってこれるところ。
靖国神社は兵士たちの故郷と云えるのですが、かといって、神様はあそこにいつもいらっしゃる訳ではない。神仏習合、日本文化は素晴らしい。