あんつぁんの風の吹くまま

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二十一世紀はローカリズムの時代

 最近は下火になりましたが、日本においてはやはり皇位継承問題は一国の文化文明を消滅してしまいかねない重要な問題です。そう云う危機感を持っている多くの有識者が、「皇室典範に関する有識者会議の報告書」には疑問や異議を唱え始めています。

 日米が戦ったと云う歴史を知らない女子大生が居て絶句したお茶の水女子大の教授、藤原正彦氏もその一人です。藤原教授は、両親が作家の新田次郎、藤原ていであって、そして「流れる星は生きている」に書かれているように、膿が出て異臭がする足を引きずって逃げた壮絶な満州引き上げ体験し、その幼児期の足の傷を気にして結婚前にこんな足の男でも好いかと聞いた時、婚約者が「今まで生きてきた名誉の傷です」と言ってくれたことを、母(藤原てい)に話し、母の心の奥底にあった傷を癒したような、心ある日本人です。

 彼はある月刊誌の対談の中で、『皇位継承問題で論じるべきはただ一点のみ、「いかに」万世一系を保つか、すなわち男系をつなぐか否かを討論するのではなく、「いかに」男系をつなぐかであり、具体的には、誰を養子にするか、あるいは誰を皇族に復帰させるかといったことだけです。』と述べている。

 さらに、二十世紀末に広がったグローバリズムは米国の戦略に過ぎず世界を傷めたが、それに対して二十一世紀はローカリズムの時代になると言う。その通りだと思う。地球上の各国、各民族、各地方が、そこに美しく花開いた文化や伝統を尊重し育てていける社会が、これから望まれる新しい世界なのだ。
by antsuan | 2006-01-12 16:39 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(2)
Commented by 春の雨 at 2006-02-28 12:21 x
神武天皇の血を引くなら、誰でもいい、というのは一理あるが、誰でも良い というのは極論である。2000年の皇室の伝統はその時代の一番 天皇になるべき立派な皇子を探す、宮中人の努力の結果の賜物でしょう。
Commented by antsuan at 2006-02-28 17:15
春の雨さん、コメント有り難う御座います。全くおっしゃる通りです。何処の民族も持っていない伝統、バチカンでさえ真似の出来ない伝統を、米国の密かな植民地政策の集大成に手を貸して自らの民族が捨てる事の愚かしさに国民一人一人が気が付いて欲しいと思います。