あんつぁんの風の吹くまま

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倫理なき法治国家の問題

 地球温暖化をあざ笑うかのような、厳しい寒さの日々が続いています。当初の予想ではこの冬は平年並みかやや暖かいとしていた気象庁が、一転して厳冬の見通しを発表しました。これで冬物が売れる事は間違いなし。景気回復に一役買うでしょう。

 しかし、世の中は二極化が進んできているようで、資本主義の原理とはいえ民主主義を脅かす風潮が気になります。さらに国際社会はいまだに「力こそ正義」と云う考えが支配的です。このような倫理なき法治国家は果たして民主主義国家と言えるでしょうか。

 考えてみると、どの国でも基本的に二重の規則があって、一つは宗教に代表される倫理的規範であり、もう一つが明文化された法律です。ところが日本においては、宗教と言う規範は神仏習合を受け入れてきた社会であるゆえに強制力が弱く、もっと人間的と言うか道徳的な規範を練り上げてきました。明治以降ではそれが教育勅語として表され、帝国憲法と併せて日本人の規律を守って来たと考えられています。それが大和魂と云われるものです。
 
 ところが日本人は敗戦によりその大和魂を否定され、明文化された法律のみに従う国民になってしまいました。これが、大和魂を知る者がいなくなった今日の、日本の社会を歪なものにしていると言ってよいのではないかと思います。
 
 平等なあるいは中流的な社会を守るためにも、来年には検討されるであろう憲法改正に併せて、もう一つの道徳的規範を作る事が出来ればと願わずにはいられません。
by antsuan | 2005-12-23 21:50 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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