あんつぁんの風の吹くまま

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絶対的資本主義の時代

 ソビエト連邦が崩壊して共産主義が否定された今日を後生の歴史家は何と呼ぶのだろうか。共産主義国家の消滅は武力によるものではなく資本力によるものだった。つまり金の力だったのだ。そして、その後に言われてきた言葉にグローバルスタンダードがある。資本力による支配の概念である。すべては金次第の世の中になったと言っていいだろう。しかし、それが本当に人間が目指すべき生き方なのだろうか。果たして人類の標準化の基準にするべきものなのか。

 そういう主義は間違っていると警鐘を鳴らしたのが、同時多発テロではないかと思う。モラルハザード、倫理観の喪失、社会規範の崩壊、メディアの偏重など、これらは共産主義が否定された今日においても益々増長されてきている。明らかに全て腐敗の方程式に当てはまる。世の中が腐ってきているのだ。

 こういう今の世の中を、私は絶対的資本主義社会と定義したい。貿易を見てみると、物の売買の価格よりもなんと百倍以上の金が動いている。これをある人はギャンブル社会といい、ある人はカジノ社会と称している。こういう世界を支配しているのが主に米国だが、実は彼らが資本主義社会を牛耳ってこられたのは金の力ではない。油田があるからなのだ。従って、彼らは石油を支配できなくなったときには自分たちが没落するのを知っている。

 物に裏打ちされない資本主義は偽の資本主義である。と、思いたい。日本は幸いにして資源がないのでこの悪の資本主義がはびこることはなかった。しかし、グローバルスタンダードの名の下に悪の資本主義の金が日本にも押し寄せてきている。

 日本は六十四年前に人種差別国家である悪の国と戦った輝かしい歴史がある。歴史上神仏習合を果たし、「人の上に人を作らず人の下に人を作らず」のキリスト教精神を実践して見せた日本こそが、正しい資本主義を実践してみせることが出来るのだと思う。それは物づくり主義に徹することである。金が金を生むのは間違っている。九十九パーセントは落ち葉を金と勘違いしているだけなのだ。
by antsuan | 2005-12-09 16:55 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
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Commented by saheizi-inokori at 2005-12-10 09:52
化かされているのですね。全くだ。
Commented by antsuan at 2005-12-10 11:57
それに気がつく時はドル本位制が崩壊する時です。そう遠くない未来だと思います。