あんつぁんの風の吹くまま

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「知の冒険」学者、梅原猛氏の話

 読売新聞の「時代の証言者」に掲載されていた梅原猛氏の話が終了した。哲学とは知を愛する事であり、知の冒険でもあるといって話を締めくくってある。そして八十歳を超えてまたその冒険に出発するという。これからの冒険は日本語の基礎であるアイヌ語の研究だそうだ。その冒険の成果を大いに期待したい。

 梅原氏によると明治以降に日本は廃仏毀釈をして仏を排除し古来の神に代えて国家を神とする新たな宗教を作ってしまった。これは日本の伝統的な神道から逸脱しているという。それまでは神仏習合の思想を発展させた八幡信仰という形で国家の宗教が形成されていた訳で、鎌倉の鶴岡八幡宮などは神道と仏教の教義が融合したものなのだそうだ。日本は単なる八百万の神の集まる国ではなく、神と仏が一緒になっていたのだった。
 
 自分たちが滅ぼした前代の支配者の怨霊を神として祀る神道といい、神仏習合の八幡宮寺といい、日本は戦争の無い平和な国のあるべき姿の宗教を持っていたのではないでしょうか。今一度そのことを「知の冒険」学者の梅原猛氏に教わりました。
by antsuan | 2005-11-25 23:54 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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