あんつぁんの風の吹くまま

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またも出てきた無価値な制度

昔、PL法なるものがあったような気がするのですが。製造物責任法とかいうヤツです。今でもあるはずなのですが、この法律が適用された事例をあまり知りません。

 このところ新聞を賑わしている建築確認の耐震強度偽装事件については、「建築確認なんてほとんど意味のないものだ」という事実の方が重要な問題ではないでしょうか。三菱自動車の車輪強度不足のリコール隠し事件にしても、問題の本質は「車検」制度の無意味さにあると常々思っていました。今回も同じ事が言えます。「建築確認」制度があるから誤魔化そうとするし、購入する立場のものはその制度を信用して自分自身で確かめようとしないのです。

 PL法をどんどん適用するようにして、その代わりに無用な「建築確認」だの「車検」などをやめてしまえば好いのです。不動産とか、動産とか確かに高価な買い物なのですが、どちらも財産などという価値は本当にあるのでしょうか。結局は、一人ひとりが本物を見る目を養わなければいけないという事なのだと思います。
by antsuan | 2005-11-24 23:42 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)