あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

略奪・強姦・虐殺。これが武力でする戦争の実態なのだ。

 戦争の実態を知らないと、戦争は必要悪だと考えたり、逆に武力を持たなければ戦争にならないと、訳の分からないことを言い出したりします。

 武力でする戦争の実態は、略奪、強姦、虐殺を公認することなのです。旧約聖書の時代から現代に至るまで、それは変わっていません。しかし、それを殆どしなかった軍隊があります。武士道の精神を持つ日本の軍隊です。

 日本では、伊達政宗の二本松の戦いが、女子供を含む村人を皆殺しにした最後の戦いと言われています。

 ところが、世界の大陸では、アメリカ大陸のエンコミエンダ、クリミヤ戦争、インドのセポイの乱、アヘン戦争、太平天国の乱、義和団の乱、第一次世界大戦、第二次世界大戦、大東亜戦争、支那の内戦(国民党軍と共産党軍の戦い)、朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア紛争など、本質をむき出しにした戦争が行なわれてきました。

 大英博物館には、戦争で掠奪した品々が堂々と飾られています。

しかし、日本軍が勝利した、日清戦争、日露戦争、日支事変ではその様なことはありませんでした。

 その様な品行方正なことをされて、腹の虫が収まらないのは植民地主義国家です。植民地主義とはとりもなおさず「人種差別が常識の社会」ですから、日本に来て日本人に接した西洋の文化人が『日本は貧しいが高貴である』と評しているのにも関わらず、白人に楯突く猿として日本人を徹底的にあからさまに差別しつづけました。

 日本の明治維新の何が凄いかと言うと「四民平等」を実現したことです。

 江戸時代は太平でした。しかし、その太平も、ペリー提督のアメリカ東インド艦隊により、植民地化の危機が迫ってきたのです。

 植民地化を防ぐためには、武士に任せていたのではダメだ! 天皇の臣は「四民平等」であるとして、高杉晋作、坂本龍馬、勝海舟などの下級武士が立ち上がって、明治維新が実現したのです。

 決して、官軍の薩摩長州土佐の侍が維新を成し遂げたわけではありません。彼らは王政復古どころか、大英帝国と手を組んで徳川幕府に変わる新しい幕府を作ろうとしていたのです。

 思えば、先の大戦での死者が三百万人程度でよく済んだものです。スターリンの粛正では、その一桁多い三千万人のロシア人、ポーランド人、ユダヤ人が抹殺されたと云われていますし、毛沢東の長征や文化大革命でも、知識人を中心に三千万以上の人民が抹殺されたと云われています。

 日本は運が良かったのです。ルーズベルトが生きていたら、スターリンと組んで、もっと日本人を殺しまくっていたことでしょう。また、マッカーサーが連合軍総司令官でなかったら、日本人は、黒人とおんなじ扱いを受けていたことでしょう。

 





 [ かんしゃくを起こすと、友人を失う  嘘をつくと、自分自身を失う ]
by antsuan | 2015-11-02 07:37 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)