あんつぁんの風の吹くまま

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政府系金融機関の不良債権問題をうやむやにするな

 政府はようやく公的金融機関の直接融資をやめる気になった。あまりにも遅すぎる決断だ。竹中大臣が不良債権処理に奔走し民間銀行を合併させたり潰したりしたが、本当にそれで不良債権が無くなったかといえばそれは大間違いで、財務状態を公にしている民間の不良債権よりも公表していない政府系金融機関の方が問題は深刻だったのだ。

 政府系金融機関の不良債権の実態を暴こうとした石井紘基国会議員は暗殺されてしまって、今では政府系金融機関の不良債権がどれぐらい有ったか調べられないようになっている。名前を変えたり制度を変更したりして、古いときの不良債権を処理してしまったからなのだが、はっきり言えば国民に不良債権を押し付けたということなのだ。

 これでようやく知らんぷりをして国は金貸し業から手を引くことが出来る。民間で出来ることは民間でというけれども、実際は「民間」で出来ることは「官」はやってはいけなかったのではないか。政府系金融機関は原則撤退などという生ぬるい処理ではなく廃業するべきなのだ。民間が味わった塗炭の苦しみを官も味わってもらわなければ、会社を潰された人々の恨みは消えることがないだろう。
by antsuan | 2005-10-28 22:45 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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