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原作より良かった映画「永遠の0」 今ようやく語られる、生き残った者が背負った「永遠の愛」

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 昨日、映画「永遠の0」を観てきたが、とても良かった。

 原作では、太平洋戦史の真実などが随所に書かれていて、下手をすると現在の右翼思想に利用される恐れがあるが、映画では、その部分を綺麗に省いて、命を捨てた者が生き残った者へ託した『愛』が語られている。

 日本の今の政治体制は腐敗し崩壊寸前だが、日本人のこころは未だまだ荒んでいないと感じた映画だった。





 [ 分かち合うことが出来れば、悲しみは半分に、喜びは二倍になる ]
by antsuan | 2014-02-24 07:26 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
Commented by sweetmitsuki at 2014-02-25 06:11
原作は長すぎて、読みにくい内容では決してなかったのですが、途中でリタイアしてしまいました。
私は本といえばエッセイで、小説はどうも苦手で。。。
映画も良かったですか。
今度見てみます。
Commented by antsuan at 2014-02-25 13:57
・残念ながら、決して目のほうは快方に向かっているわけではありません。
この映画を観て、日本人は何故死を選ぶか分かったような気がします。
日本人は死の意味、死する意義を知っていたのだと思います。だから、死に方にこだわるのです。
愛する人の未来を切り開くために死ぬ。切腹も特攻も同じですね。これほどの究極の愛はないと思います。
また、その死の意味を知っていたからこそ、生き残った者は託された愛を必死で守ってきた。
私の祖父や父が寡黙に生きて来た理由がこの映画を観てしっかりと分かった気がします。