あんつぁんの風の吹くまま

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福島第一原発事故の不始末は現憲法が形骸化して機能していないからこそ起こった問題です

 昔、衆議院選挙は中選挙区制度のもとに行われていました。しかしその結果、族議員が蔓延り派閥の領袖が幅を利かせることになって、民意が反映されないという不満が国民に出てきました。

 それを解消するために小選挙区制に移行したのでした。また、小選挙区制の欠点である大量の死票が出てしまう問題を補うために、比例代表制を併せて組み込んだのであります。

 ですから、政権が長期になって独裁的傾向が強くなるのを防ぐためには、やはり小選挙区制が有効であることに間違いはないのです。

 同じことが、憲法改正にいえるのではないでしょうか。

 我が国は、明治時代において西洋的な憲法が制定されて以来、ただの一度も、平和裏に憲法が改正されたことのない国なのです。

 これっておかしいとは思いませんか。時代はあらゆる面で大きく変わっています。他の先進諸国はどんどん憲法を改正しているというのに、民主主義国を謳っている我が国は、現憲法が制定されからただの一度も改正されていないのです。

 さらに、憲法を改正しないがために、その効力はどんどん形骸化されているのです。国民の一票の格差は広がる一方ですし、最高裁判所の権力は、闇の奥深くに潜み、国民を脅かしています。

 ですから、憲法も、小選挙区投票制度と同じように、もっと民意を反映しやすい形に直すべきでありましょう。

 私が小学校の時には、明治憲法が欽定憲法であって、改正することが出来なかったからこそ、無謀な戦争を始めてしまったのだと教わりました。それが本当ならば、六十年以上も憲法を変えられない今の憲法においても、全く同様に、悲惨な戦争を始めてしまう危険があります。

 いや実は、福島第一原発事故の不始末は、現憲法が形骸化して機能していないからこそ起こった問題です。総理大臣が、一民間組織を指揮命令するのは憲法上許されざる行為であります。正規の軍隊組織があれば、決死隊による冷却作業が迅速に行われていたことでしょう。

 ところで、自民党は結党以来、憲法改正を掲げている政党でもあります。今回、その政党に政権を任せたのですから、国民が憲法改正を支持していると考えるのが普通でもあります。






  過ちを見てそれを正そうとしなければ過ちを犯した者と同罪だ
by antsuan | 2012-12-18 12:55 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
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Commented by sweetmitsuki at 2012-12-18 19:24
最低でも4年は総理を続けられる人がいないと、重大法案は制定できないんじゃないでしょうか。
アベさんは今度も、前みたいなみっともない辞めかたをすると思います。
Commented by antsuan at 2012-12-19 18:24
・本人も期待されていない方が肩の力がけて実力を発揮出来るのじゃないでしょうか。
重大法案を阻止する外圧は、今のところ左派勢力だけなので、かえって援護射撃になるとみています。