あんつぁんの風の吹くまま

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使うか、外交カード

 小泉総理は外交カードという切り札を持っている。これは以前にも述べたが、現職総理大臣の特権である。これを使うか否か、また使うとしたら何時なのかが明日公示される総選挙の明暗を分ける要素の一つとなってきた。

 世論調査によると小泉自民党がかなり有利な戦いをしているようだが、民主党も巻き返しに必死だ。共産党もテレビのコマーシャルまでやって票を集めようとしている。また造反候補者は新党を作り、比例枠を使って議席を確保しようとしている。最後まで予断を許さない。

 小泉総理も理念はあってもその基になる理想は何だか全然分からない。やっぱり夢をくれないような政治家では本当は任せられない。悩むところはそこなのだ。

 結局のところ有権者は各政党のマニュフェストだか公約だかを見て、また立候補者の顔を見て決めるだろう。ただ、今迄の選挙の中でもダントツに関心が高くて面白い選挙になりそうなので、当然投票率は高くなると思われる。

 となると、外交カードの切り札として有効なのは浮動票を引きつけるものが一番効果的である事はいうまでもない。それは何か。考えられるカードとしてはどんなものがあるだろうか。
 1)北朝鮮の経済制裁発動。
 2)イラクに派遣している自衛隊の撤退。
 3)中国に対して強い態度を示す(台湾の李登輝総統の受け入れ等)。
 4)国連の常任理事国入りの支持をアメリカから取り付ける。

 まだまだあるだろうが、八月十五日に靖国神社へ参拝するというカードを切らなかった事で、使うカードは一枚だけか、何も切らないかのどちらかになる可能性が高い。しかし、何も切らないというのはある意味で弱腰との印象を植え付けてしまう事になり、有権者は総理としての手腕に疑問を持つ事になるだろう。

 ここがポイントになってくると思う。解散というカードを切った小泉総理がリーダーシップを発揮出来るという印象を国民に植え付けるには外交カードを切らねばならない。しかし、切るカードを間違ってしまったら最悪だ。
 
 本当に今迄になく面白い選挙になりそうだ。我らの一票が日本の歴史を変える事になるかも知れないのである。
by antsuan | 2005-08-29 16:32 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
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