あんつぁんの風の吹くまま

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憲法第9条をよく読め

 国際関係論を大学で履修した。当時、民社党の現職国会議員であった渡辺朗氏が教授だった。教授は足が不自由であったが、実に堂々としており、重光葵元外相もきっとあのような立派な態度で責務を果たしていたのだろうと、ついつい二人を重ね合わせてしまうほどだった。

 国際関係と云えば、今でも貿易立国と云われているように、貿易が最重要課題だと思っていたが、教授はそれを覆すかのように外交能力、交渉能力を力点に置いた講義をした。つまり、憲法第9条にあるように武力によって紛争を解決する手段を放棄したとしても、外交能力を高める事によって国際関係を改善させる事が出来ると考え、主張したのである。

 冷戦とは武力を行使しない戦いを云うが、憲法第9条を拡大解釈して、我が国は冷戦という戦い方をも放棄しているのではないだろうか。それは間違っていると思うのだ。我が国の国民の生命と財産の安全が侵されている以上、それを取り戻す、あるいは守る戦いをするのが国家の役目である。

 どうも我が国は外交交渉という喧嘩も下手になってしまったようだ。それは武力意外だったら金で解決するものと思っているからではないか。それが今の借金大国になった原因でもあるのだ。

 外交力を強くしないと、何時まで経っても国民の命と財産を守る事が出来ない事を、国民は気づいていると思うが、総選挙ではこの点についてもはっきりと意思表示をする必要があると思う。
by antsuan | 2005-08-28 21:33 | 思想・瞑想・時代考証 | Comments(0)