あんつぁんの風の吹くまま

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原発推進派に欠けている安全保障という視点

 朝霧です。雨戸を開けるちょっと前までは、山全体がすっぽりと霧に隠れていました。高原と違って海岸の朝霧はジトッとしています。
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 この朝霧の中にも、福島第一原発事故に由来する、放射性物質が浮遊しているのは間違いありません。

 破壊された福島第一原発から漏れ出している放射性物質は大気のみにとどまらず、海洋にも地中にも広がっているのです。そして、この事故は人災であったと国会の事故調査委員会で結論されました。

 チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故で分かるように、原子力発電所というのは、自爆用核兵器そのものなのです。一度事故が起こってしまったら、何十年にも亙って、自国の国民を苦しめるのです。

 原発推進派の人々の話を聞くと、見事なまでに、この安全保障の視点が欠けていることが分かります。彼らは自分たちがその被害者になるまで分からないでしょう。

 しかし、アウシュビッツ収容所のことを考えて下さい。ガス室に送り込まれたら手遅れであることを。
東電の“安全宣言”と相反する福島第一原発4号機の危険な現状
2012年7月9日 17時30分
                     週プレNEWS

5日、福島第一原発事故に関する最終報告書が事故調査委員会によって衆参両院議長に提出され、「事故は、自然災害でなく明らかに人災だった」と結論づけられたことで大きな波紋を呼んでいる。
東日本大震災という自然災害による揺れと津波。だが、事故をここまで拡大させてしまったのは東京電力、および政府の対応に問題があったということだ。
東電は6月25日、水素爆発により原子炉建屋が破損した福島第1原発4号機の耐震性について「問題ない」とする報告書を経産省の原子力安全保安院に提出した。だが、はたしてその報告は信用できるのか。
元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏がこう話す。
「政府は昨年12月、原発事故は収束し、原子炉は『冷温停止状態』にあると宣言しましたが、とんでもありません。損傷が激しい1~4号機は予断を許さない状況が今も続いています。そのなかでも、最も危険なのが4号機。水素爆発で原子炉建屋の屋根は吹っ飛び、壁の一部は崩れ落ち、ひしゃげた鉄骨がむき出しになっています」
震災前から原発の運転停止などを訴えてきた元スイス大使で東海学園大学名誉教授の村田光平氏も、こう続ける。
「4号機の5階には燃料棒など数多くの重たい機材が置かれ、事故直後から復旧作業に当たっている業者の話では、重さは1800tにも及ぶそうです。それらのすべてが、地上30mの5階部分で宙づりになっているのが現状。しかも下層部は事故で耐震強度が弱まっている。もう一度大地震が来れば、建物の崩壊は避けられません」
万が一、4号機建屋が崩壊したらどうなるのか。村田氏は「被害は東日本だけにとどまらない」とみる。
「実は、4号機から50mほどの場所に1号機から6号機の共有の使用済み核燃料プール(「共用プール」)があり、そこには6375本もの燃料棒が保管されています。至近距離にある4号機建屋が崩壊すると、その影響で共用プールの冷却機能が停止するなど深刻なトラブルにつながりかねない。そうなれば膨大な量の放射能が放出され、日本に住めなくなるのみならず、地球規模の大惨事に発展する危険性も否定できません」
想定外の事態を予測できない東電の“安全宣言”など、鵜呑みにはできない。
(取材/興山英雄、有賀 訓)
■週刊プレイボーイ30号「福島第一原発4号機燃料プールの綱渡りな現状!」より





[祈りとは自然との対話のこと 
 こころで尋ねれば こころからの答えがもらえる]

by antsuan | 2012-07-10 12:09 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Comments(6)
Commented by cocomerita at 2012-07-10 16:37
Ciao antsuan
答えは簡単です
欠けているのではなく、語れないのです
もともと原発という物を語った場合に、安全保障などできないしろもんです
だから、それを語った時点で、稼働不可能という墓穴に陥ってしまうからです

人々の安全よりも、少数の人間の思惑、利益を尊重しようとしているからです
Commented by antsuan at 2012-07-11 06:06
・答えが簡単過ぎて悲しい。
cococmeritaさん、原発ってもともとは核爆弾を製造するための設備なのだということを語っていない、つまり、最初から嘘をついていたわけなんですよね。
核爆弾保有国は核抑止力という安全保障上、原子力発電所の必要性を認めているだけなのですよね。
ですから、核兵器を否定するのならば、原発も絶対に否定しなければならないはずです。

ガンジーが言ったように、人間性のない科学はまさに大罪です。
Commented by HOOP at 2012-07-12 00:15
まあ、はっきり言って日本を攻撃するためなら、核兵器などいらない。
ちゃちな工作船で十分だということを実証したわけですからね。

なぜ、すべて海岸に作ってしまったのでしょう?
つまり、国防という考えが全くなかったということですよ。
Commented by antsuan at 2012-07-12 06:39
・HOOPさん、仙谷元健忘長官は属国化は今に始まったことではないといったそうですが、およそ政治家なら、それを解消するのが基本的使命でありましょう。
つまり、憲法改正を放棄した政治家は国賊そのものということになります。
Commented by cocomerita at 2012-07-12 17:54
この国のアホ政治家たちは、一つ以上のことを同時に考えられないのよね
原発には、冷却水が必要=海のそば
それがいかに国防に置いて危険かなんてことは、その時は原発のことしか考えてないから、脳裏によぎりさえしない
こういう人たちに任せてるのが、我が国の危うい国政なわけで...

危機感のない動物は滅びるしかないのですけどね...
Commented by antsuan at 2012-07-13 05:10
・>危機感のない動物は滅びるしかないのですけどね...
cocomeritaさん、まさにそのことに我々は危機感を抱いているわけですよね。
今の日本人は、祖先が何故耐え難きを耐え、偲びがたきを偲んで活きてきたかを、しっかりと問い直すべきでしょうね。