あんつぁんの風の吹くまま

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イラク新憲法はどうなる

 イラク紛争が長引いてきて、米国国民のいらだちはベトナム戦争の時と同じように高まってきているように思える。ベトナム戦争の時は徴兵した若者であり、イラク戦争では志願してきた若者の違いがあると言われていたが、どちらにおいても大義がない戦争である。このままでは米国の威信が低下する事は避けられない。

 あのベトナム戦争を終結させたキッシンジャー博士さえも、イラク戦争はベトナム戦争化してきていると警鐘を鳴らし始めている。くわえて、ロシアのプーチン大統領もチャイナと親密になって、再び共産主義に傾倒し始めている。
 
 米国の本当の敵は共産主義ではなかったのか。しかし民族紛争に火をつけてしまった責任は重い。ここまで国をめちゃめちゃにして勝手に引き下がる事も他の国が認めないだろうが、取りあえずイラクの新憲法が制定された時が、一つの引き際であるとブッシュ大統領は考えているに違いない。後の治安維持は国連軍に任せるようになると思う。
 
 その後のシナリオはやはり本当の敵、北朝鮮とチャイナを潰す作業に取り掛かるだろう。米国の景気対策には必ずや戦争が付き物なのだ。ブッシュ大統領としては、9月11日までにイラクからの撤退の発表をしたいはずだが、イラク新憲法の策定が果たして後一週間でまとまるだろうか。イラク国民にとっても今が正念場である。
by antsuan | 2005-08-18 16:42 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)