あんつぁんの風の吹くまま

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中流階級の人々にしか経済学は有効に作用しない。つまり世界は日本化しなければ発展しないのだ。

 中流階級とは、儲ける為には自ら働いてもいいと考える人々のこと。上流階級は、儲ける為に他人を働かせようとする人々。下流階級は、儲けの為に働きたくないと考えるている人々のこと。中流意識とは、このように考えていいでしょう。
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 日本と西洋の相違点は牧畜文化の有無に起因しているそうです。極言すれば、牧畜民族だからこそ、他民族を征服し支配出来たのです。

 そして、牧畜すなわち家畜化するには動物の牡を去勢する技術が必須なのだそうです。動物を従順化し支配するのが目的なのですから、当然といえば当然なのですが、牧畜民族は人間をも家畜化しました。それが奴隷です。支那大陸の民族も同様に、人間の目を潰し、奴隷にしました。

 日本で馬車が実用化されなかったのは、去勢しない牡は凶暴で、人間を運ぶには危険過ぎたからなのですが、そのことからわかるように、日本には去勢する技術が大陸から入ってきませんでした。つまり、日本では動物を去勢して従順にさせる文化は必要なかったのです。また、人間を奴隷として家畜化する必要もなかったという証明にもなります。

 いつも言っていることですが、日本人は木の実を採ったり野生の動物を捕まえたりして生活してきた採集民族です。それこそが、自ら働いて儲ける、中流意識そのものだったのではないでしょうか。
by antsuan | 2012-03-16 20:04 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(4)
Commented by cocomerita at 2012-03-17 20:34
Ciao antsuan
>下流階級は、儲けの為に働きたくないと考えるている人々のこと。
これには同意できませんねえ 苦笑
Commented by antsuan at 2012-03-18 08:03
・そうでしょうかね。儲けよう豊かになろうという精神があれば、例え貧しくとも貧困にはならない。これが経済学の基本らしいのですが・・。
Commented by sweetmitsuki at 2012-03-18 18:21
ラフカディオ・ハーンも「日本の面影」の中で、人力車ほど快適な乗り物は想像できないと書いてますね。
汗水垂らして働く人が報われない世の中、労働を賤しむ国が滅ぶのは当然でしょう。
Commented by antsuan at 2012-03-18 20:26
・mitsukiさん、日本では人と動物の関係は対当か動物の方が上だったのですよね。

二宮尊徳は「道徳がない経済は泥棒に等しく、経済がない道徳は空念仏である」と言っているそうですが、かつての植民地帝国は奴隷を働かせ、他国の富を収奪することに慣れている国々ですから、働かないで食べられるのが当然だと、DNAに染み込んでいます。だから、ギリシャのように稼ぎよりもいい生活をしてしまい、国家の財政は破綻するのです。

米国は、テレビが普及し始めた時代には、中流階級の人々が二十パーセント以上いたそうですが今は十パーセントを切っているそうなので、日本を属国にしない限り、経済の破綻は明らかなのです。