あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

政治家、竹中平蔵の心得 "権力の中枢に同じ人間が長くとどまるのは良くありません"

 小泉内閣の中の突出した存在だった竹中平蔵を嫌っている人はかなり多いと思います。そういう私もあんまり好きな方ではありません。

 しかし、JB PRESS に書かれたインタビュー記事を読むかぎりにおいて、彼の政治家としての心得は、立派なものがあります。

 以下、JB PRESS 「『日本大災害の教訓ー複合危機とリスク管理』を出版した竹中平蔵氏へのインタビュー」を抜粋します。

ーー 再び政界に戻られることはないのでしょうか。

竹中 私は5年5カ月も大臣をやりました。ひとりの人間が国の中枢にいる期間としては、十分長いと思っています。

 政府の中にいたとき、怖いと思うことがありました。政府には権力があるということもそうですが、仕事をしているといろんな人と貸し借りができるのも怖かった。そういう貸し借りに縛られて、いざというときに本来やるべきことをできなくなったりするんです。

 だから、権力の中枢に同じ人間が長くとどまるのは、よくありません。出て行く人をきちっと評価した上で、絶えず入れ替えるということこそが民主主義の活力源です。しかし、いま政界にいる人の多くは、しがらみでがんじがらめになっています。

ーー 一方で大衆には媚びる。口を開けば、言語明瞭意味不明・・・。

竹中 全くです。その点、英国の政治家はよい言葉を残しています。

 サッチャーは「金持ちを貧乏にしたところで貧乏人が金持ちになるわけではない」と言いました。格差をどうのこうの言っても仕方がないってことですね。貧困はなくさないといけませんが、成功した人を妬んだり嫉んだりいうのはさもしい。

 ・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・

ーー 深いですね。

竹中 こういうことを言えるリーダーが、日本には小泉(純一郎・元首相)さん以降いません。思うに彼は本物の政治家です。まず、政治とはバトルだということを知っている。

 何か新しいことをやろうとすれば、それまでいい思いをしてきた人が必ず反対します。利害のことですから、そこは話し合ってもしょうがない。力でねじ伏せるしかありません。彼はそれを徹底していました。

 一方、前回の参議院選挙のとき、小泉さんはほかの人の応援は全て断ったのに、ただ1人だけのために2回も演説しました。誰かといえば、猪口邦子さんです。

 総理だった小泉さんは、彼女を無理矢理引っ張り出した。だから小泉さんは今回も応援に立ったわけです。

by antsuan | 2012-02-09 22:41 | 政治・経済 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://antsuan.exblog.jp/tb/15405715
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。