あんつぁんの風の吹くまま

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クロネコヤマトの経営学

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 首の皮一枚で繋がっていた零細医療機関を再建するにあたって、北は北海道から南は沖縄の病院まで、多くの医療コンサルタントをしてきた内村会計事務所の所長は、職員全員に経営意識を持たせることが重要だといっていました。

 そして先日、内村会計事務所の副所長が、職員の前で今年最後の経営報告を発表したあとで、このことが書かれている本を紹介してくれました。それが、宅急便事業を開拓したクロネコヤマトの元社長の「小倉正男 経営学」です。

 この本に詳しく書かれていますが、全員経営というより「共同体経営」であって、ドイツ方式の労働者の経営参加とは異質なものなのです。つまり、共に知り、共に働くという姿勢が中心であって、従業員が自発性を高め、自己管理していくことに特色があるのです。

 そのためには、経済の動き、経営の状態、人事など経営に必要な情報を、従業員に同時に提供し、同じ目的意識を持たせることが必要なのです。また、自発性を高めるためには、企業内のコミュニケーションの改善、小集団の活用、経営の成果の配分が必要になってきます。

 その成果の配分についても、みんなで考え、その決定は経営者に任せる。配分の問題は質であって量ではないのです。具体的にいえば、賃金や賞与の額ではなく、貢献度の適正な評価をすることなのです。

 と、ここまで書いて、はたと気が付きました。これこそが、今の日本の国家経営に求められるものではないでしょうか。
by antsuan | 2011-12-23 22:39 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(2)
Commented by junko at 2011-12-26 19:07 x
Ciao antsuan
全くその通りですね
それには先ず上司や経営者と使われる人との壁を取る、経営者側の勇断が必要だと思います
もう何かいいものを独り占めしたり、儲けるためにずるいことを隠して行う時代ではないと思います
Commented by antsuan at 2011-12-27 11:56
・オリンパスの損失飛ばしに野村証券の大物元幹部が関与していることが明らかになり、野村証券も信用不安の渦の中に入りつつあります。
となると、日本の金融機関の信用はがた落ちになって、またまたデフレスパイラルが始まります。
坂口安吾の堕落論、日本は落ちるところまで落ちないとダメのようです。