あんつぁんの風の吹くまま

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原発ストレステストに「テロ攻撃」を含む、含まない?

 グリーンピースの付いていないカツ丼なんて気の抜けたサイダーとおんなじと思っている私でも、捕鯨反対を叫んでいるグリーンピースはあんまり好きな部類ではありません。捕鯨に限らず狩猟は、神様が人間を生かすために鯨や熊に姿を変えて身を捧げて下さるものと、日本人は信じているのであって、狩猟はあくまで宗教上の問題なのであります。

 それはともかくとして、日本人の使う横文字が大嫌いなへそ曲がりとしては、「ストレステスト」なんていう、もったいぶった言葉には思わずゲップが出てしまうのでありますが、やっぱり、おんなじような事を考えている外国人がいるのを知っていささか安心しました。

 下の記事は国際環境NGO「グリーンピース」のブログから転載したものです。

 「『侵入』と『侵入される原発を安全と国民に宣言』のどちらが社会的に非難されるべきか?」こういう問題提議をするために行動を起こす。さすが民主主義の先進国です。いや、さすが"グリーンピース"です。

 我々日本国民も、ストレステストのまやかしに誤魔化される事なく、ドイツが実施したように、テロ攻撃がストレステストの審査対象となっているかどうか、しっかりと見極める事が大切です。

グリーンピースがフランスの原発に“侵入”している本当の理由
投稿日 - 2011-12-05 20:47
今、このブログを書いている最中にも、フランスでグリーンピースが原発に入ったというニュースが飛び交っている。
日本でも時事通信が「仏原発侵入に成功=『安全神話』打破狙う-グリーンピース」というタイトルで記事を配信したため、Twitterなどでも話題になっているようだ。

しかし、記事が短くその全体像をとらえていないことや、「社会の不正」を訴える手段としての市民やNGOの平和的な直接行動が一般的ではない日本では、「侵入」という言葉だけが先行し、その背景にあるものを理解できないだろうと思う。
そこで、簡単ではあるが、この行動の背景と市民の直接行動の意味について説明したい。
最初に断わっておくが、グリーンピースのこのような直接行動はすべて「非暴力」で行っている。
フランス政府の原発安全プロパガンダ
2012年に大統領選挙を控えたフランスでは、福島第一原発の事故を受け、将来の原発政策をめぐる議論が高まってきている。
しかし、原発を国策として推進しているフランス政府や欧州最大の電力会社であるEDFは「原発の安全対策は万全である」と繰り返すばかり。
今回は、そのフランス政府が「安全だ」と胸を張る原発にグリーンピースが“侵入”できることを示すことで、フランス政府のプロパガンダに挑戦したという構図だ。

原発ストレステストに「テロ攻撃」を含む、含まない?

日本では、原発の「地震」によるリスクが注目される一方で、「テロ攻撃」のリスクはほとんど検討されていない。しかし、欧州では違う。
ドイツが脱原発を決定した背景には、原発の「ストレステスト」でテロリストからの攻撃に耐えられるかどうかを真剣に検討したという背景があるのだ。
結局ドイツは、原発の安全が国民に対して担保できないことを理由に脱原発路線を強めていく。
これは、原発大国フランスにとって、大きな問題だった。
例えば、2011年6月7日版の日経ビジネスオンラインには以下のようなことが紹介されている。
「原発推進側と脱原発側の争点は、原発施設へのテロ攻撃を、審査対象に含めるかどうかだった。想定するテロ攻撃には、米同時多発テロ『9・11』のような航空機を使ったものも含む。テロ攻撃も含めるべきと主張したドイツなどに、反対したのがフランスだった。
ストレステストに不合格となった原発を停止するかどうかなどの最終判断は、各国政府に委ねられている。だが、不合格となった原発には、国内外から不信の目が向けられることは必至だ。フランスとしては、そうした事態は極力、避けたかったはずだ。」

グリーンピース・フランスは、そんなフランス政府が「避けられない形」で対応を迫られる活動として「原発への平和的な“侵入”」を選んだのだと思う。

(フランスでも多くのニュースで取り上げられている)

「侵入」と「侵入される原発を安全と国民に宣言」のどちらが社会的に非難されるべきか?

今回グリーンピース・フランスは、大統領選挙という国の政策を決める重要な決定の前に、「原発の安全対策が万全かどうか」は市民の「知る権利」であり、その議論が重大だと判断して直接行動に訴えている。
「原発に平和的に“侵入”すること」と「侵入されてしまうような原発を安全だと国民に伝えること」どちらが社会的に問題なのかという判断をドラマチックに市民やメディアに投げかけている。
この後「グリーンピースへのバッシングが起きるのか」「政府の安全対策へのバッシングが高まるのか」に注目するとフランスの「市民社会の成熟度」がわかるだろう。
最後に、このような行為について欧州人権裁判所は「公共の利益に寄与する市民の表現の自由」として国が市民やNGOを罰することを欧州人権条約違反だと判決を下すことが多いことも日本人には新鮮かもしれない。
それは、このような平和的な直接行動こそが、これまでも多くの歴史を変えてきたことに由来する。

さあ、原発大国フランスは、どのように対応するのか、注目だ。
グリーンピース・フランスのWebで、現地の様子が実況中継されている。

by antsuan | 2011-12-06 12:52 | 文学・教育・科学・医療 | Comments(6)
Commented by cocomerita at 2011-12-06 19:08
Ciao antsuan
それは楽しみ楽しみ
あの訳のわかんない いつも正しい(と思ってる)彼らの論理と口八丁で どんなことでも正当化してしまうフランス人がどう対処するか
日本の政治家のような真っ赤な嘘を厚い面の皮にもの言わせて言いきるのではなく
どう国民を説き伏せるか
みてみたいもんです
Commented by antsuan at 2011-12-06 20:04
・フランスには再処理工場がありますから、そこが狙われたら大変な事になってしまいますね。口八丁ではどうにもならないのではないかと。しかし、そういう報道については日本とは比べ物にならないほど開かれていますね。
Commented by Emitan at 2011-12-06 20:38 x
済みません冷やかしでは在りません!読んで居てアンパンマンは神様なんですね!自分を食べさせて救うんですよね!だから人気が在るのですね。それからテロに対抗出来る防御なんて無いのでは在りませんか?どんなに八方美人でも逆恨みと言う事が在りますもんね。
Commented by antsuan at 2011-12-07 09:41
・Emitanさん、ドイツはテロ攻撃に対するストレステストをきちんとやって、防ぎ切れない事を正直に公表しているのです。しかし、フランス政府はそれに対してどう言い訳するのでしょう。
翻って日本ではそういう問題には政府もマスメディアも完全に無視を決め込んで、国民に知らせる事すらしません。
Commented by HOOP at 2011-12-07 13:36
日本の原発は大丈夫でしょ。
北朝鮮のミサイルが直撃しても大丈夫なんでしょ。
Commented by antsuan at 2011-12-07 13:55
・決まっているじゃありませんか、HOOPさん、
讀売巨人軍と原子力ムラは永遠に不滅です。(゚゚;)