2011年 06月 28日
東電の株主総会も終了し、菅直人は用済みとなった。東京電力株式会社の株主総会は福島第一原発事故の責任を問われて紛糾したようですが、厚顔無恥の役員は株主の批難など何食わぬ顔で涼しげに壇上に座っていたようです。しかし、ここ逗子の空は夏本番を感じさせる、じりじりと焼けつきそうな雲一つない青空でした。 放射能汚染は、事故から百日以上も立つというのに、一向に収拾する様子が見られません。それどころか、海洋汚染は深刻の一途を辿っているようです。東京は築地の魚市場に水揚げされる魚介類も、本当は相当汚染されていて、それを知っている外国人観光客は、全くといっていいほど築地に寄りつかなくなってしまいました。漁業関係者はそのことが世間に何時バレるか戦々恐々としているそうです。 暫定フリージャーナリストの上杉隆は、漁業関係者には気の毒ではあるけれども海洋汚染の実態を知らせなければ、この問題は解決しないと訴えています。厳しい現実に目をそらしてもけっして事態が好転するわけではありません。逆に、しっかりと見つめることにより難関を克服出来るのです。 どうやら、再生エネルギー法案に熱意を示し始めた菅直人総理大臣は、原子力推進一派にとって、もはや不要な人物となりました。東京電力の株主総会も無事終了したようですので、菅直人はまもなく退陣させられるものと予想しています。 すくなくとも、八月六日の広島原爆忌まで菅直人を居座らせたら、国民は本当に怒りだすことを、原子力ムラの連中は鋭く嗅ぎ取っていることでしょう。 原子力開発予算を削るような政治家は官僚や財界関係者にとって邪魔なだけです。国民の生活が第一と基本政策に掲げた政権与党の民主党も、国家予算を食い物にしている連中にとっては、賞味期限が切れた食品でしかありません。そこで彼らは、その賞味期限の切れた政党を古い体質の自民党と一緒くたにして、東日本の復興予算と原子力開発予算を、美味しい食い物にしようと画策しているようです。 国民にとって、暑い夏と腐り切った国会は、此れからが本番です。
by antsuan
| 2011-06-28 18:28
| 自然・ブルーウォーター・競技
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Comments(2)
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平成15年(西暦2005年)3月開設
世の中、理不尽なことが多すぎます。それが普通の世界だということがようやく分かってきました。しかし人間として生きるためには獣のように本能に心をゆだねるのではなく、精神をしっかり持たねばなりません。「健全なる肉体に健全なる精神を宿らしめよ」を自戒の言葉に、右左あんつぁん(東北弁で臍曲がりなこと)の本領を発揮して、いろいろ書いてみたいと思います。どうぞ宜しく。
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