あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

福島第一原発事故における東京電力の地位は、大東亜戦争におけるサイパン島守備隊のようなもの。

 四基にのぼる福島第一原発の制御不能による事故は、原発事故としては最大級のものになってしまいましたが、その事故に対して身を挺して果敢に対処している『東京電力』を避難するのは間違っていると考えます。

 築、四十年にもなる老朽化した原子力設備を継続して使用することを許可したのは国であり、その時点で東京電力側に責任はないのです。

 『ニコニコ動画』で、何回か東京電力副社長の記者会見を見ていたのですが、当初はのらりくらりの回答に不信感を持ったものの、考えてみれば、民間企業では対応不可能な未曾有の大事故なのですから、国家が総力を上げて対応すべきであり、倒産したら何も出来なくなる一民間企業に事故処理を任せるのは間違っています。

 つまり、福島第一原発の事故に対応する東京電力の"地位"というのは、大東亜戦争における米軍の圧倒的な戦力に立ち向かわされた、サイパン島の守備隊のようなものです。本国から強力な支援部隊が来なければ、玉砕しかない状況に置かれた前線基地なのです。

 東京電力側としては福島第一原発の事故を悪化させない戦術的な作戦は立てられますが、その戦術的作戦においても、後方からの十分な支援が無ければ実施出来ないほど厳しい状況なのであります。

 しかしながら、この未曾有の大事故に対して、国家(内閣)は戦略的な作戦をなんら持ち合わせていなかったばかりか、前線基地の司令官(東電)を罵倒するだけで、戦術的な作戦に口を挟み、現場を混乱させてしまいました。その結果、事故の対応が一つ一つ後手に回り、被害を大きくしてしまったと云えます。
 
 不幸中の幸いと云うべきでしょうが、サイパン島の守備隊と違って、応援部隊は自衛隊、地方自治体の消防隊、それに核戦争にも対応出来るアメリカ軍と、豊富で頼りになる支援組織が動き出したことであります。ただ、これとて内閣の戦略的な作戦の要請によって動いている訳ではなく、あくまで志願してきた組織であります。

 事故が沈静化すればいずれ明らかになってくるでしょうが、この未曾有の大事故の責任は東京電力にあるのではなく、原子力発電所事故に対する戦略的な対応を怠ったまま、原子力発電を推進してきた国にあります。

 そのことを考えれば、サイパン島が攻略された時点で東条英機内閣が潰されたように、今国会において早急に菅直人を官邸から追い出すべきです。その上で、総合的な戦略を立てられる内閣を発足させて、戦術的な作戦を総力を上げて実行に移すことが望まれます。
by antsuan | 2011-03-27 22:26 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://antsuan.exblog.jp/tb/13254981
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by Emitan at 2011-03-28 06:41 x
そうなんですよね!それに予備発電機の燃料切れで冷却が出来なくなったり、ゴム長靴も履かないで原子炉の水溜りに入る、この様な作業員教育をしないシステムで原発の安全あ確保出来る訳在りませんよね。でも教育以前の常識なんだけど・・・・でもそう言う彼らよりモットお粗末な菅総理 追い出す手間も時間も無い此の状況・・・あんつぁん立候補してください。(菅直人追い出し作戦本部長)
Commented by antsuan at 2011-03-28 10:36
・戦略無き戦争を起こしてしまった東條英機よりも、より正確な情報を手に入れることの出来る時代に生きている菅直人のほうが罪は重いと思います。

Emitanさん、この大事故で、まさに感動的と云えるほど多くの国民が目覚め一丸となって行動し始めました。ですから、菅直人が追い出されるのもそう遠いことではないでしょう。