あんつぁんの風の吹くまま

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ヨットの設計図

 関東の大学ヨット部のメッカみたいになっている葉山の森戸海岸に今年も学生がやってきた。ディンギーとも言うこのセーリングボートは20年ぐらい前まではいろんなものが開発されていた。現在、大学ヨットで使われているのはオリンピック種目にもある470級と、スナイプ級の二種類だが、他にもいろいろなものがある。古いものはA級国際ディンギー、Y15、シーホース、そのほかにもK16、505、ファイヤーボール、シード、シーラークにシカーラ、レーザーにシーホッパーなどなどである。
 この中で、どの艇が一番美しいデザインかといえば、やはりシーホースであろう。今尚社会人ヨットの公式クラブがある。設計者は横山晃氏。Y15やシードの設計もそうだ。ちなみにこのブログにあるセールナンバー90の写真はシードである。
 木製でニス塗りのシーホースは速さと安全を追及して作られていて、セールのマークはタツノオトシゴである。現在作られている仕様は殆どレース仕様のため縮帆出来ないが、以前はメインセールを何段階にか分けて縮めることが出来た。海外のディンギーレースでは風速十五メートルぐらいの強風下でもレースは行なわれることがあり、強風対策のディンギーは少なくない。シーホースは東京湾往復は当然のこと、伊豆大島まで行った実績があるくらい嵐になっても耐えられる設計になっていたのである。
 そして横山氏の名を世界に知らしめたのが、「太平洋独りぼっち」の堀江謙一氏が乗った合板製のヨット、マーメイド号だ。横山氏はそれ以後、40フィートクラスの外洋クルーザーなども手掛けているが、一貫して安全性が重視されているものばかりだ。その基本はファミリークルージングにつながる。外国のセーリングボートもいわゆるブルーウォーター派と称して、キャビンの中が別荘みたいになっているものもあるけれども、やはり日本人の力量に合わせたヨットの設計は横山氏が最初だと思う。
 ヨットの雑誌を読みふけるうちに、ヨットの設計図(青写真)が売られていることに気がついて、JOG21(マーメイド号の改良型)の設計図をはじめ、36フィートのケッチ、30フィートのクリッパーバウのダブルチャイン型ケッチ、19フィートのデイクルーザーなど、いずれも横山晃設計事務所から取り寄せた。いつか自作して海に乗り出すことを夢見て。
by antsuan | 2005-04-04 00:33 | 自然・ブルーウォーター・競技 | Trackback | Comments(0)
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