あんつぁんの風の吹くまま

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「収奪文明」から「還流文明」へ

 ハレー彗星がやってきた百年前の世界もいまと同じような閉塞感が世界を蔓延していたようです。石川啄木はこのとき、「我々自身にとっての『明日』の必要を発見しなければならぬ」と、評論「時代閉塞の現状」に書いたと、月刊ボイス七月号の特集[日本文化が世界を制す]の「跳躍する『色即是空』的日本文明の想像力」に、京都大学教授の鎌田東二が述べています。

 この閉塞状態から脱するには、明治維新前の江戸時代に戻らねばならないのは、収奪文明の西洋思想を排除する必要があるからです。木村尚三郎がいった「和魂和才」の思想こそが、限られた資源の地球で人間が生き延びていく手段なのです。

 つまり、森羅万象にいのちがあり、神が宿りたまう。その自然への畏怖・畏敬の念が、自然と人工との持続可能な還流文明の原点であり、森に定住した日本人が伝統的に受け継いできたものでありましょう。
by antsuan | 2010-06-25 22:24 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(8)
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Commented by mimizu-1001 at 2010-06-26 16:21
郡善ですけど、ボイス七月号、読んだんです。
でも、この記事覚えてないな。
斜め読みだったからな。
Commented by sweetmitsuki at 2010-06-26 20:20
還流といえば、厠の汲み取り物を畑の肥料として利用していたのも、日本独自の文明みたいです。
そういえば古事記にも矢鱈とウ●コの話が出てきますね。
きれいな話じゃありませんが、これも誇りに思って良いのでしょうか。
Commented by antsuan at 2010-06-27 01:35
・私も最初は見落としてしまいました。
みみずすましさん、収奪文明は分かりますが、還流文明という言い方があるとは気がつきませんでした。
持続可能な文明を日本人はすでに達成していたのですね。
Commented by antsuan at 2010-06-27 01:35
・mitsukiさん、生体から出るものはどんなものでも価値があるということで、誇りにするべきです。
フランス人はすでに日本文化の素晴らしさに気がついているそうですよ。
Commented by yuuko-11 at 2010-06-27 17:04
人口も江戸時代に戻さないと無理なのかな?

<人のうん〇を肥料とする>
うちの親はしてたみたいです。
若い身空で人んちのうん〇運ぶのだけはイヤだったと言ってたな(笑)
Commented by antsuan at 2010-06-27 20:50
・少子化現象は自然の摂理ですね。
夕子ママさん、落語にも出てきますが、う○ちにも格があるようですよ。(笑)
Commented by nakanokeiichi at 2010-06-28 03:58
う○ちにも格 と いうより都会の人は良いもの食っているから 良い肥料になると爺さんに聞いたことあります ただ 肥壺で発酵(イオン化させないと植物は吸収できないから)させて堆肥化する知恵は日本人ですね。  ほんま 江戸時代の人口に戻ったら原子力発電と循環型農業でのんびりして四季のある豊かな国になるでしょうね。
Commented by antsuan at 2010-06-28 08:00
・ソーか、肥溜ってただ保存するためじゃなかったんですね。
nakanokeiichiさん、食料自給率が低いってバカ言っているお役人にはう○こを食わせてやりたい。