あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

かくして大東亜(経済)戦争は連合国が敗北した

 ここに来て、ユーロ圏の国が経済破綻するのではないかという懸念が広まってきました。チャイナも固定資産税を創設するという噂が広まって市場は暴落しています。米国経済も失業率に改善が見られず、世界は二番底を突き抜けて底なし沼に陥ってきてしまいました。ユーロ圏の欧州も、米国も、そしてチャイナも、落ち込んだ経済を自律回復出来る力は最早ありません。

 ここ十年を振り返ってみると、市場原理主義を掲げて経済戦争を仕掛けたのは、帝国主義の夢を捨て切れない米国のブッシュ・ジュニアでした。イラク戦争は六十数年前の真珠湾攻撃と同じです。そして、石油が手に入らなければ米国の運命は決まってしまうのも六十数年前の日本と全く同じでした。ブッシュの敵は、イラクというよりもチャイナ市場を席捲しつつあった日本だったのです。

 ところが、日本の小泉首相はチャイナ市場から手を引く構えを見せ、なおかつ、市場原理主義に屈服したかのように、我が国の銀行や証券業界の動きを押さえ込みました。しかしそれは、六十数年前に米軍が実施した、巨艦主義を捨てて制空権主義に転換した戦略と同じなのでありました。

 米国は知らず知らずのうちに消耗戦に持ち込まれて、燃料が無くなった爆撃機のように現金のなくなった投資銀行が潰れ、そのあおりを受けて、欧州の大手銀行もほとんどすべて崩壊してしまったのです。

 ところが、我が国は、今もなお産業資本主義を堅持しつつ、貿易依存度はせいぜい一割程度です。ですから、残り九割の内需を二パーセント伸ばすだけで、貿易依存度は無視出来てしまう余裕を持っています。つまり、世界経済の中で我が国の経済だけが自律回復能力を持っているのです。ここに、第二次大東亜戦争の勝敗はもはや明らかになったのです。

 が、しかし、我が国の内閣が消費税の増税という愚かな政策を打ち出そうものならば、内需は冷え込み、金融資本主義国から最後に崩壊した社会主義国家というレッテルを貼られることでしょう。そして、そうなる可能性が高い社会主義政権が今日あらたに誕生しました。
by antsuan | 2010-06-08 20:08 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://antsuan.exblog.jp/tb/11273540
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。