あんつぁんの風の吹くまま

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日本の古代史を塗り替える本


 石器時代、縄文時代までの日本列島は、蝦夷と隼人が自然信仰を共有して共存していたのではないでしょうか。そこへ、稲作と鉄器をもたらした民族がやって来て、出雲に王朝を築いたのが韓人の民族であり、九州に王朝を築いたのが倭人と考えられます。倭人はシナ大陸から来た民族、韓人は朝鮮半島から来た民族、隼人は琉球からの民族、そして、蝦夷は大昔から日本列島にいた北方先住民です。

 隼人は太陽を、蝦夷は勾玉を、韓人は銅鏡、銅鐸を、倭人は剣を神聖なものとして大事にしていました。ところが、大和朝廷は、すべての民族を支配するにあたり、それまでの風習を抹殺することなく、神の祟りを鎮める巫女の祓いや、霊を慰める禊を取り入れて、太陽や勾玉、鏡、そして剣を祀ったです。つまり、それぞれの民族のもつ信仰の対象を取り入れて「和」をもって天下が統一されたのです。

 おそらく、この「和」をもたらしたのは巫女、女でありましょう。日本が統一されるはるか以前から、神の言葉を伝えるのは女であり、神の祟りを鎮めるのは女の基本的な仕事だったと考えて間違いないと思うのです。

 面白いのは、梅原猛によれば、神道が確立したのは朝廷の政(まつりごと)に仏教が取り入れられた後のことだそうです。

 それは、大和を支配していた出雲王朝が新たに仏教の道徳心を持って政治を行おうとしたのに逆らって、天孫族が出雲王朝を倒して天下を統一した時、仏教の道徳心に変わるものを確立するために、「神道」を新たに定義したと考えられるのです。

 つまり、その当時にも尊王攘夷があったということでしょう。ところが、仏教が抹殺されたかといえば、それは逆で、明治維新後に西洋の文化を積極的に取り入れたのと同じく、シナの文化として仏教を積極的に取り入れたのです。
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by antsuan | 2010-05-21 23:23 | 思想・瞑想・時代考証 | Trackback | Comments(6)
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Commented by Emitan at 2010-05-22 23:19 x
誰かから聞きましたが、ある国会政党の党首のルーツは朝鮮だと?だから朝鮮よりの行動発言があるとか?日本を無防備にするような発言が在るとか?デマですよね?アンッアンならご存知かと思いまして・・・
勿論日本人のルーツは沖縄とアイヌを除けば殆どが朝鮮でしょうが。
Commented by antsuan at 2010-05-23 09:27
・「三代続けば江戸っ子よ」という言い方もあるように、ルーツに問題があるとは考えません。しかし、佐藤優の著書にも書いてありますが、外交官、政治家、閣僚のうち、かなりの数の日本人が、外国の工作員になって今なお活躍しているのは間違いないことでしょう。

 Emitanさん、出雲王朝は朝鮮半島出身の民族だったと考えられ、七世紀までは大和を支配していたようです。ところが、日本人になりきって残虐性を失っていたところに、支那からの移民で、剣をあつかう残虐性を失っていない天孫族に、謀略の上、政権を乗っ取られて出雲王朝は滅亡し、その王朝を鎮魂するために出雲大社が建てられたと、梅原猛はこの本に書いています。
Commented by sweetmitsuki at 2010-05-23 18:56
梅原節健在ですね。
この本、読んでみます。
「古事記」「日本書紀」には天から降りてきた神様が産土神の姫君に助けられて戦いに勝つ(あるいは問題を解決する)という話がいくつも出てきますけど、それは史実というより、そういう展開が日本人は好きなんだと思います。
Commented by antsuan at 2010-05-24 08:16
・神奈川県の植樹祭に天皇がお越しになり記念の植樹をされましたが、これも古事記時代からの習わしのように思います。
mitsukiさん、私は史実だと思いますよ。大陸で政権を奪われ命からがら日本に逃げてきた部族を、原住民の隼人や蝦夷は暖かく迎えたのだと思います。未だ、読み切っていないので断定は出来ませんが。
Commented by Emitan at 2010-05-24 10:44 x
友達から此のサイトの紹介が在りました。http://blogs.yahoo.co.jp/zodiacfumiya/14563327.html
Commented by antsuan at 2010-05-24 16:59
・Emitanさん、こちらは、民主党議員のあまりの恥知らずに、ブログを更新する元気もなくなりましたよ。