あんつぁんの風の吹くまま

ブログトップ | ログイン

幼き頃の人の訃報


d0001610_23463826.jpg

 花冷えが長く続いた四月もすでに半ば過ぎ、溜まっている仕事に次から次へと用事が舞い込んできて、結局、何も手付かずの一日でした。

 疲れが残ったまま家に帰ると、机の上に一通の手紙が置いてありました。綺麗な和紙の封筒の品の良さに魅かれて、裏の宛て名を見ると、思わずハッとしてしまいました。訃報の手紙であることが十分に予想されたからです。

 福島県立医科大学名誉教授である先生の看病疲れもあったことでしょう。奥様の天寿を全うされた知らせでありました。

 先生と奥様の夫婦愛については、二年前に「アルバムに挟んだ手紙」と題して書いたことがあります。戦後の苦労が当たり前の時代を生き抜き、さらに伴侶の看病に身も心も捧げた、日本の女性の鏡のような奥様でした。

 阿武隈川ほとりの桜並木を通る風が、心の中を吹き抜けていくようです。ご冥福をお祈り申し上げます。
by antsuan | 2010-04-19 23:47 | 身の回り・思い出 | Trackback | Comments(2)
トラックバックURL : http://antsuan.exblog.jp/tb/10984548
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by saheizi-inokori at 2010-04-20 09:33
存じ上げない方ではありますが私も手を合わせます。
Commented by antsuan at 2010-04-20 18:46
・佐平次さん、ありがとうございます。

目を細める笑顔が忘れられません。